2025/09/12(金) 12:00 0 0
12日に最終日を迎える京王閣競輪「後閑信一&Sちくま杯&報知杯(FI)」。12RではS級決勝が行われる。
中心となるのは菊池岳仁、堀江省吾、諸橋愛、大矢崇弘の地元・関東4車だ。菊池、堀江は同県で共に自力として戦う選手だがここは年功序列で菊池が前を回ることとなった。
その菊池は初日特選、番手の元が諸橋が竹内に競られ、縺れた隙に松岡貴久に一尾奪われてしまい裸逃げとなってしまうピンチを迎えたが、最後の直線では迫る松岡を振り切って白星を挙げた。2日目はホームからカマシ先行を敢行し、福田知也の厳しい牽制も盛り超えて番手の大矢とワンツーを決めた。責任あるポジションを任されたが、しっかりとここは責務を全うしたいところ。
番手を回る堀江も初日、2日目と連日先行勝負で2着に粘れているのは好調の証だろう。番手経験はそれほど多くないが、弥彦記念の二次予選では取鳥雄吾の番手に飛びつき松浦悠士とヨコで互角に戦えており、それほど心配する必要はなさそうだ。
3番手の諸橋愛はもちろん実績はダントツ。8月の宇都宮競輪での落車の影響が気になるところだが、前走の弥彦競輪で優勝、今開催も初日は竹内智彦に競り勝ち、準決勝では大仕事で前の堀江を残し切ったあたりデキは問題なしと言えるだろう。
対抗するのは125期の超新星・中石湊だ。前走のオールスターでは準々決勝進出を果たすなどすでにGI級の相手とも戦える力があることをアピールした。今開催も初日は捲り快勝、2日目は先行勝負で小畑勝広を完封するなどスケールの大きいレースで優出を決めた。過去ナショナルチームに所属していた先輩・菊池を相手にどのようなレースで魅せてくれるのか注目だ。
番手の松岡貴久、3番手の久島尚樹は共に前の選手を必死で援護する仕事人、特に久島は準決勝で絶望的な位置から突き抜けたようにタテ脚も快調だ。中石の走り次第でこの2人にも十分チャンスは回ってくる。
激闘必至の一戦、GII2日目の軍資金稼ぎとしてチャレンジしてみては。
★京王閣競輪12R・S級決勝は20:30発走!
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