2025/09/06(土) 19:10 0 2
2025年9月6日 岐阜競輪
開設76周年記念「長良川鵜飼カップ」G3(3日目)
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【10R=S級準決勝】
赤板過ぎに纐纈洸翔が松井宏佑を抑えると、嘉永泰斗、さらに晝田宗一郎が順に先頭に立っていく。打鐘から松井が仕掛けると、晝田を叩いて先行態勢へ。最終2コーナー6番手から嘉永が捲り発進して、逃げる松井に迫っていく。直線で嘉永は前団をとらえ、嘉永マークの園田匠が外伸びて1着。2着に嘉永で九州ワンツー。九州勢を追った纐纈が3着に入線した。
1着/園田匠(S1・福岡87期)
今回成績:一4・二2・準1
G3優勝:3回(16年5月宇都宮)
(嘉永泰斗は)九州で一番の自力だし、自分の嫌いな内枠だったので、迷惑かけないようにと思っていましたが、(初手中団は)迷惑をかけました。差す、差さないは流れによりますが、しっかり付いて行けているのでいろいろな意味で煮詰まってきているかなと思います。
(決勝は)熊本勢へ。3番手。しっかり付いていきたいと思います。
2着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:特1・二1・準2
G3優勝:3回(24年4月川崎)
最終HSでスイッチしようと思ったのですが、晝田(宗一郎)君が調子が良さそうで、合わされたらキツいと思いました。自転車の進みとしたは、2着までこられているので、悪くはないと思います。末はあまり良くないかなと。
(決勝は)自力。
3着/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
今回成績:一5・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(25年5月武雄以来)
打鐘で人任せのレースになってしまいました。車番も悪かったし、いったん切ってから前々にと考えていましたが、ペースが緩むことがなかった。嘉永(泰斗)さんが調子が良さそうだったので、そこを追走しました。最後は、イチかバチかでした。この3日間、付いて行く分にはいいのですが、自力を出すとなると、少しレベルが違う気がします。
(決勝は)自力自在です。記念(4日制)の決勝は初めてです。
◆10Rレース結果
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【11R=S級準決勝】
赤板から栗山和樹が仕掛けると、西田優大も突っ張って両ラインの主導権争いとなる。打鐘過ぎに栗山が西田を叩き切ると、西田は番手で粘る。7番手から青野将大が仕掛けて最終BS前に栗山をとらえるが、西田マークの清水が自力に転じて捲りを打っていく。清水は最終3コーナーで青野をかわして先頭に立ち、そのまま押し切り1着。清水マークの中村圭志が2着。青野の番手から菅田壱道が3着に入線した。
1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特7・二2・準1
G3優勝:13回(25年4月高知)
並走状態で、川口(聖二)さんの外に青野(将大)さんもいたので、下手に動いてもと思い、様子を見ました。最終1コーナーからの仕掛けは、そんなにかかりは良くないと思います。自転車を踏みこなせていない感じがありますが、体調は悪くないです。
(決勝は)犬伏(湧也)君の後ろ。
2着/中村圭志(S2・熊本86期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(23年9月松阪以来)
前の2人を信頼して付いていました。(清水裕友の捲りは)強烈でした。ゴール前は抜けないだろうと思いましたが、抜きにいきました。初日から手応えはいいと思いますし、集中していきます。
(決勝は)嘉永(泰斗)君の後ろ。
3着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:特3・二2・準3
G3優勝:4回(22年7月福井)
今日は、青野(将大)君のおかげです。青野君は地脚なので、粘っこい脚と信じて追走を意識していました。志田(龍星)君が、絡んでいきそうだったので、けん制してからでした。最終HSで、清水(裕友)君が内につまったのを見ていたのですが、すかさず巻き返してきたので、その対応ができなかった。気付いたら横にいました。3走しては、新車のフレームは、前回まで使ってきたものとそん色なく伸びるし、ダッシュにも対応しているので、問題ないと思います。
(決勝は)単騎で、一発狙います。
◆11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
赤板過ぎに福永大智が道場晃規を突っ張ると、坂井洋が上昇して最終BS前に福永をかわして先頭に立つ。7番手になった犬伏湧也は、打鐘過ぎ2センター付近からスパートを仕掛ける。坂井もペースを上げるが、最終2コーナーで犬伏が捲り切る。犬伏マークの志智俊夫は連携崩れるが、坂井の後位を奪取。2番手以降を引き離した犬伏が1着ゴール。福永マークの村田雅一が直線でコースをうまく突いて2着に突っ込む。坂井をゴール前でかわして3着は志智が入線した。
1着/犬伏湧也(SS・徳島119期)
今回成績:特2・二2・準1
G3優勝:3回(24年10月京王閣)
自分の持ち味を出した競走を心がけようと思っていました。レースはゴチャつくと思ったので、落ち着いて整ったところで仕掛けようと思ったし、力を出し切ろうと考えていました。(最終HS手前は)わりと強めに踏み込んだので、後ろの状況は分からなかったのですが、けっこう離れているのかなと感じました。初日、2日目と先行で勝負して1着でなかったので、今日は自分の得意パターンでと思っていました。明日もしっかり自分の競走をして、共同通信社杯に弾みをつけたいです。
(決勝は)自力。
2着/村田雅一(S1・兵庫90期)
今回成績:特9・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:13回目(25年6月別府以来)
最終HS過ぎ、前がどうなっているか分からなかったのですが、福永(大智)君の後輪に集中していました。最後は、坂井(洋)君の内に行こうか乗り越えようか迷うくらい余裕がありました。前2日間が悪かったので、昨日のレース後に乗り方を掴んだので、少し調整して、だいぶ良くなったと思います。
(決勝は)1人で。単騎。
3着/志智俊夫(S1・岐阜70期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:4回(14年7月小松島)
(犬伏湧也の)踏み出しから、自分の力が足りてない感じで、最終1コーナーに入るところで車間が空きましたね。横関(裕樹)君に申し訳なかったですが、地元でいつも以上に気持ちも入っていたので、決勝に乗れて良かったです。力のある選手と走り、足りていないところが分かりましたが、今ある力で頑張るだけです。
(決勝は)纐纈(洸翔)君の番手。
◆12Rレース結果
※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/菅田壱道(S1・宮城91期)
4/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
5/園田匠(S1・福岡87期)
6/中村圭志(S2・熊本86期)
7/村田雅一(S1・兵庫90期)
8/志智俊夫(S1・岐阜70期)
9/犬伏湧也(SS・徳島119期)
注目の並び想定は
9犬伏-1清水
2嘉永-6中村-5園田
4纐纈-8志智
3菅田(単騎)
7村田(単騎)
決勝は、犬伏湧也の番手に清水裕友が付く中四国SSの2車。
嘉永泰斗の後ろには、中村圭志、園田匠の順で並ぶ九州の3車ライン。
纐纈洸翔には志智俊夫が付く地元中部の2人。
菅田壱道と村田雅一は単騎の競走となった。
初特選は別線となったが、中四国のSS両者が決勝で連携。次走に弾みをつけたいと話す犬伏が積極策で仕掛けると、自身の優勝や番手の清水に好機が訪れそう。
また、連日積極的な早めの巻き返しで強烈な捲りを放つ嘉永もラインの長さを生かして仕掛ければ、九州勢に展開が向くことも。
また地元地区の記念で結果を出したい纐纈やベテラン志智の動向も注目だ。
次走が共同通信社杯という選手も多く、ここで好機を掴むのはどの選手か。熱戦必至の決勝は第12レース、16時21分発走予定。
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【過去の岐阜競輪グレードレース・プレイバック】
24年9月岐阜競輪G3
優勝:松浦悠士
2024年2月全日本選抜競輪G1
優勝:郡司浩平
2022年9月岐阜競輪G3
優勝:松浦悠士
2021年9月共同通信社杯G2
優勝:山口拳矢
2020年9月岐阜競輪G3
優勝:郡司浩平
2019年9月岐阜競輪G3
優勝:太田竜馬
2018年9月岐阜競輪G3
優勝:桑原大志
2017年9月岐阜競輪G3
優勝:成清貴之
(P-Navi編集部)