アプリ限定 2025/08/17(日) 00:00 0 1
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
S班で勝ち上がったのは古性優作、脇本雄太と近畿の2名のみ。さらに寺崎浩平、南修二も勝ち上がり近畿勢は4車結束。その他ラインを形成するのは太田海也、岩津裕介の中国勢、吉田拓矢、佐藤礼文の関東勢だ。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 14 | 35.7% | 50.0% | 71.4% |
太田海也 | 2 | 0% | 0% | 0% |
吉田拓矢 | 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
南修二 | 5 | 0% | 0% | 0% |
松本貴治 | 1 | 0% | 0% | 0% |
佐藤礼文 | 0 | 0% | 0% | 0% |
寺崎浩平 | 4 | 0% | 25.0% | 25.0% |
岩津裕介 | 0 | 0% | 0% | 0% |
脇本雄太 | 9 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
直近3年のGI決勝での実績は近畿のS班コンビ古性優作・脇本雄太がリード。そしてその二人をダービー王・吉田拓矢が追随する。
世界を股に掛けるスーパースター・太田海也は今回が3回目のGI決勝進出。これまでの2回では着に絡めていないが3度目の正直で今回こそ結果を残したいところ。その番手を回る岩津裕介は直近3年こそGI優出が無いものの、16年のオールスターを優勝している実力者だ。思い入れのあるオールスター、なおかつ太田の番手という最高のポジションで復活Vを果たすには絶好の機会だろう。
メンバー中唯一の初GI優出となるのが佐藤礼文。準々決勝、準決勝ではシャープなタテ脚を繰り出してしぶとく着に絡んでいるように初の決勝でも侮れない存在だ。
次に16日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、近畿が脇本雄太-寺崎浩平-古性優作-南修二、関東が吉田拓矢-佐藤礼文、中国は太田海也-岩津裕介、そして四国の松本貴治は中国勢とは連係せず単騎戦を選択した。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 3番手 以降 | 40% | 80% | 100% |
太田海也 | 先頭 | 43.4% | 64.6% | 69.7% |
吉田拓矢 | 先頭 | 32.7% | 49.3% | 61.3% |
南修二 | 3番手 以降 | 33.3% | 41.7% | 58.3% |
松本貴治 | 単騎 | 6.2% | 37.5% | 56.2% |
佐藤礼文 | 番手 | 26.1% | 45.7% | 60.9% |
寺崎浩平 | 番手 | 60% | 60% | 80% |
岩津裕介 | 番手 | 25.4% | 48.7% | 61.2% |
脇本雄太 | 先頭 | 57.0% | 67.1% | 70.3% |
過去3年の位置別データ上、勝率が高いのは番手戦の寺崎浩平だ。3連対率で見ると古性優作は3番手以降で100%とパーフェクトな成績を残しており、このデータを見る限り近畿勢が盤石のように見える。だが、脇本ー寺崎の順で最後に並んだ24年の「共同通信社杯(GII)」二次予選では脇本7着、寺崎6着と共倒れしていることは頭に入れておきたいところ。
太田海也は勝率43.4%、3連対率69.7%と先行主体のスタイルを考えればアベレージは高いと言っていいだろう。準々決勝でもワンツーを決めている番手の同県岩津と再度のワンツーを狙う。
数字自体は特段優れているわけではない吉田だが、2日目のオリオン賞では松井宏佑、藤井侑吾といった強力メンバーをひと捲りで粉砕しており、今のデキなら自力でも戦えそうだ。
松本貴治は単騎戦の勝率は6.2%と決していい数字とは言えないが、今開催は単騎捲りで準々決勝を突破している。タテヨコ共にデキは上々で不気味な存在だ。
いかがだろうか? いよいよ17日、年末のKEIRINグランプリ出場権を手にする選手が決まる。ニュースター誕生か、ダービー王の意地か、激闘必至の一戦。ぜひ皆様にはこれらのデータを参考にしつつ決勝予想を楽しんでほしい。