地元でGIデビューを果たしたデビュー17年目の川津悠揮が3着で嬉しい勝ち上がり。

「離れるかもって思ったけど、良いところで行ってくれた小原君、前で仕事をしてくれた阿部(力也)さんのおかげです。山田久徳さんの“エックス攻撃”に対応しようと思ったら踏みすぎて力也さんのヨコまで行ってしまったのは反省。でもまさか勝ち上がれると思っていなかったので嬉しいしおなかいっぱいです(笑)」

　この日の開会式では選手宣誓の大役を務めた。ただ、宣誓中に後ろにいたドリームレース出場メンバーがニヤニヤする場面が…。これには深いワケがあったという。

「事前に『宣誓文のカンペを用意しましょうか』って聞かれたんですけど『覚えるので大丈夫です』って断って、ちゃんと覚えてきたんです。でも本番になって前を見たら、大きいカンペを用意してくださっていて(苦笑)。それを見てたぶんみんなが笑っていたんだと思います。自分はせっかく覚えたので、カンペを見ないように真っすぐ前を見て宣誓しました。終わってからはみんなに『あんなデカいカンペ初めて見た』って言われて恥ずかしかったです(笑)」と種明かし。

　ともあれ川津にとって今日は忘れられない一日となったはずだ。(netkeirin特派員)