2025/06/19(木) 20:30 0 2
「高松宮記念杯競輪(GI)」は19日、岸和田競輪場で開催3日目を迎えました。パールカップも最終日を迎え、ケイリン女子部・二宮歩美さんはガールズ選手に取材を敢行。今回は日野未来選手、坂口楓華選手のコメントが届きました。
昨晩は仕事終わりに岸和田競輪場のすぐそばにある“だんじり湯”にてサ活。こんなに近くにあったのにサウナに興味を持つまで全く知らなかったんだから人って不思議ですよねーーーーっ!
見て下さい、この外観! さすが岸和田、だんじりの町!
とにかく毎日蒸し暑いこの宮記念杯中に行けるサウナが神に感じる…。汗も流れるし、整うし、一気に疲労がとれてゆっくりとした時間が流れてきてリフレッシュできる癒しのスポット。
そして今日は朝一から堺旧港沿いをランニングしていると万博会場行フェリーを発見。ユニバーサルシティや中之島からも出ているみたいでちょっと乗ってみたいと思っちゃったり。
さて、そんなこんなで完全に整った状態でやって参りました、高松宮記念杯3日目、そしてパールカップ最終日。今日は開門と同時に特別観覧席にある売店へ。どうやら店? が変わったらしく、メニューもガラッと変わっていまして、肉吸い(※正確には肉うどんのうどん抜き)とどて煮を注文。
この感じが大阪の競輪場って感じでいいですよねー。他にもおでんやカレーライスなどを食べているお客さんがいて美味しそうだったな。
腹ごしらえが終わってからは共同インタビューへ。せっかくなので今回はパールカップで決勝に乗れなかったが注目度が高く、期待されていた選手に取材を決行!
まずは日野未来選手。
普通開催ではしっかりと逃げたり捲ったりして結果を残し大きな舞台にもコンスタントに出場するところまで登り詰め、なおかつオールスターの人気投票途中結果でも上位に位置していたり。更にはギャンブル好きが高じてボートやばんえい競馬などの番組にも積極的に出演しグラビアアイドル時代よりも飛躍!
「スタートで引くか引かないか昨日も悩んだが今日の前受けをしていた平子選手は先行タイプではないので引いて自分らしいレースが出来たので。初日、シューズをいつものと変えて臨んだが、周りにそれは絶対にやらない方がいいってアドバイスを貰って、自分の選択ミスですね。2日目からは戻して今までやってきたもので。」
と話していましたが、その後、軽くお話ができました。
二宮「確か去年のパールカップでは大きな舞台ではただ逃げて力を出し切るだけでは勝てないから、動く選手の好位から脚を溜めることも意識していかないとって話してなかったっけ?」
日野「その時はそう思ったんだと思うんだけど、今は前をとって先行して力を出し切ってどこまでっていうのを意識している。岐阜のオールガールズ2日目で逃げて太田りゆ選手の捲りを不発に出来たことがきっかけで」
という回答を聞いて、相手や場面、目標などによって意識することや課題も変わっていくものだし、そうあるべきだよなと妙に納得。私たちも常に選手のコメントをチェックして“今”をつかんでいかないとその選手のスタイルや展開、車券を捕らえ切ることは難しいどころかどんどんずれ込んでしまうから怖い! と感じちゃいました。
毎回、毎回、自身で取材出来るわけではないけれど、そのためにコメントや記事があるので、追いかけて常に最先端の情報を取り込み、なるべく今のその選手の心情に近づくイメトレは大事ですね!
そしてもう一人はこの方! 坂口楓華選手。
今年はすでに38勝12回の優勝があり、現在は賞金ランキング第2位! デビュー当時から本当に一つ一つ課題をクリアして強くなっていった選手で大崩れがなく、“ド根性ガール”のイメージ。
「2日目は競走得点で4着でも決勝にいけると思っていたら初日の着だったんですね。これも運だと思うしかないけれど、シリーズ通して力を出し切れずに終わったのは初めてのこと。疲労もなくて、力を出し切ってすらいないから悔しさすら感じられてない。これをポジティブにとらえて、今度はこうゆう舞台で力を出せたらどうなるのか?出すためにはどうしたらいいのか? 色々考えていきたいし、ここで止まりたくない」
と話していて普通開催では負けなしの成績でも同じくらいの力の選手やそれ以上の選手が集まったGIでの力の出し方やそのための頭脳、度胸やメンタルの強さが今以上に必要だと身を持って感じているのが手にとるように伝わってきた。
ただそこでマイナス思考になったり、脳内を停止させたり逃げたりすることなく、すでにどこかにヒントや糸口はないのか? と開催中にも同じように自力がある男子の若手や同世代の選手に話を聞いて、大舞台での自力の活かし方や対戦相手からの客観的な自力選手の見られ方などの話を聞いて、それをわかった上で次はどうそれを活かすかを今、まさに一つ一つ紐解いている姿勢が印象的でした。
今回、初めてゆっくり独占取材できましたが、イメージしていた通りの繊細で真面目で自問自答をしっかりとしていて、弱いとこがあるのを自分でもわかっているからこそ、立ち止まらずにいかにポジティブに意識的に自分を持っていけるかを常に考え続けているからこそ、デビューしてからここまで着実に上りつめてこられたんだなと納得。
そして時間が全然足りなくてもっと、もっと話したかったし、正直、ミックスゾーンで話せる内容や時間って決まりすぎていてもどかしさがいっぱい!!!!(笑)
でも、そんな限られた中でもポイントをついた取材ができていて、選手の魅力や今をしっかりと正確に伝えている記者さんたちがいっぱいいると思ったら、私も坂口選手同様、こんなとこで立ち止まっている場合ではないですね!!