2日から開催中の函館競輪ナイター「日刊スポーツ杯・ニッカンコム杯(FI)」。10RS級準決勝に浅井康太、纐纈洸翔が登場する。

　初日特選でも連携しているこの2人、打鐘で纐纈が鋭いカマシで先頭の嘉永を捉えるが嘉永は浅井の位置を狙ってインで粘る。しかし浅井はこの外並走を凌ぎ切り、さらには自力で捲ってくる神山拓弥をブロックする好プレーで纐纈を残しワンツーを決めた。

　相手は近況好調の板垣昴、自力自在に立ち回れる安彦統賀とクセ者揃いだが、ここは力の差でねじ伏せられるはずだ。

★浅井康太、纐纈洸翔は函館競輪2日目10R・S級準決勝に登場/19:31発走
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　また、11Rの同じくS級準決勝には森田優弥、中釜章成、坂田康季が登場。

　FI戦では久々の予選回りとなった森田。その予選では最終ホーム手前から仕掛けるが番手の大森慶一が捌かれ裸逃げの形になってしまう。しかしそれでも展開絶好となった坂田に追いつかれることなくそのまま押し切って1着でゴール。予選クラスでは格が違うことを示した。

　中釜は今回が全日本選抜競輪(GI)以来の復帰戦。久々の実戦となった初日は最終2コーナーで依然最後方、さらには中団の安彦統賀に先捲りを打たれてしまう大ピンチに陥るがそんなことはお構いなしに圧倒的なパワーで前団を捲り切り快勝。ブランクを感じさせない圧巻のレースで魅せた。

　森田、中釜には実績で劣る坂田だが、別線自力2人はどちらかといえば捲り主体であることを考えると先行力が持ち味の坂田にとっては戦いやすい番組ではあるだろう。特選組の吉本卓仁を背負ってどこまで戦えるか。

　機動力備えた自力3車によるバトル、見ごたえのあるレースとなりそうだ。

★森田優弥、中釜章成、坂田康季は函館競輪2日目11R・S級準決勝に登場/19:59発走
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