5Rは3番手からの痛烈なまくりが決まり快勝。卒業記念クイーンが力強さを示し連勝を飾った。そうは言っても、この日は走る前から気持ちの片隅に不安が少々あったようだ。それは前回の熊本開催2日目のこと。最終ホームで先手を握った半田水晶の番手に飛び付いたはいいものの、車間が空きすぎ過度に脚をつかったため直線で粘りを欠いて4着に沈んでしまった。

　だから「今回は本当なら先行したかったんです。でも前回のことがあったから直線の長さを意識してしまって…。気持ちの弱さがでました」と消極的になった組み立てを悔やんだ。

　とはいえ、連勝で勝ち上がれているのだから決して内容が悪いわけではなく悲観することはない。今回は熊本に続く連続Vがかかっており、不安を取り除くには結果を出し続けることが一番だ。

「今回は7番車でしたが、発走機に立つとお客さんのアンナー！ って声援がすごく聞こえたんです。今までで一番ってぐらい。力になりましたし決勝も頑張りたいです」

　最終日も天気には恵まれそうで、日曜日とあって多くのファンが詰めかけるはず。宮崎支部の岩元にとって当地は地元のようなもので俄然、気合が入る。声援を味方にして、勝ちに徹した仕掛けでスタンドのファンに応えてみせる。(netkeirin特派員)