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【日本選手権競輪】佐々木とワンツーを決めてみせた渡部幸訓

2025/05/03(土) 15:30 0 12

名古屋競輪場の「第79回日本選手権競輪(GI)」は3日に5日目を開催。6R特選二を走った渡部幸訓に話を聞いた。

「責任感を持ちながら走りました」と話す渡部幸訓

 佐々木悠葵を目標に得た渡部と佐藤慎太郎の福島コンビ。当初、渡部は「慎太郎さんの後ろ」とライン3番手を回るつもりだったが、その後に「佐々木君の番手になりました」とコメントを変更した。

 実績や格で言えば佐藤が断然。だから渡部も当たり前のように3番手と思っていた。だが、佐藤は1月松阪記念で落車し骨盤を骨折し、4月伊東のケイリンアドバンスから復帰したものの、いい時の状態とは程遠い。そのため今回は、ラインを機能させるため渡部に前を回したと思われる。

「慎太郎さんが番手へ行けと言ってくださったので。追込になってから前を回ったのは初めてだったし、責任感を持ちながら走りました」と身をすくめ、走る前から気持ちが入っていた。

 道中は佐々木が手際よく主導権を取ると、渡部は佐々木豪のまくりを巧みなブロックで阻み、佐々木とワンツーを決めてみせた。

「二次予選でダッシュに離れたりとGIを戦う上で課題はありますけど、今日に関しては集中できたし最低限の仕事はできたと思います」と自らに及第点を与え、佐藤の期待にも応えた。(netkeirin特派員)

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