アプリ限定 2025/05/03(土) 20:33 0 10
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
S班は古性優作、新山響平、眞杉匠、岩本俊介の4名が決勝に駒を進めた。最も勝ち上がった選手が多いのは北日本勢の3名で新山がライン3車の先頭を担う。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 15 | 40% | 46.7% | 60% |
新山響平 | 8 | 12.5% | 12.5% | 25% |
眞杉匠 | 5 | 40% | 40% | 40% |
浅井康太 | 3 | 0% | 0% | 0% |
岩本俊介 | 1 | 0% | 100% | 100% |
阿部力也 | 3 | 0% | 0% | 0% |
松井宏佑 | 3 | 0% | 33.3% | 33.3% |
菅田壱道 | 1 | 0% | 0% | 0% |
吉田拓矢 | 4 | 0% | 0% | 0% |
直近3年のGI決勝で、9名のうち半分以上が車券に絡んだ経験がある。このデータ上では0%の浅井康太、吉田拓矢も集計期間以前にGIタイトルを獲得しており、GI実績が豊富な選手が揃ったといえるだろう。
古性優作は15回と優出回数は圧倒的な上に3連対率は60%と抜群の安定感を誇る。
岩本俊介は以外にも今回が2回目のGI決勝。しかし、唯一の優出である24年のダービーでは準優勝の結果を残したことにより、今年は赤いパンツを履いている。思い入れのあるダービーで前回より1つ上の着を目指したいところ。
眞杉匠と吉田拓矢は2月の全日本選抜競輪(GI)決勝でも連係しているが近畿勢に敗北。しかし24年のサマーナイトフェスティバル(GII)決勝ではワンツーを決め、23年のオールスター競輪(GI)決勝では吉田拓矢が前で眞杉匠が番手から抜け出して優勝するなど、ビッグレースで何度も好連係の実績がある。
次に3日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、北日本が新山響平-菅田壱道-阿部力也の3車、関東が眞杉匠-吉田拓矢の2車、南関東は松井宏佑-岩本俊介の2車、そして古性優作、浅井康太の2人が単騎戦となった。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 単騎 | 21.1% | 47.4% | 73.7% |
新山響平 | 先頭 | 22.3% | 41.3% | 51.2% |
眞杉匠 | 先頭 | 33.6% | 51.8% | 63.3% |
浅井康太 | 単騎 | 17.8% | 24.4% | 35.6% |
岩本俊介 | 番手 | 38.7% | 50.0% | 61.3% |
阿部力也 | 3番手 以降 | 1.7% | 10.0% | 28.3% |
松井宏佑 | 先頭 | 29.8% | 53.2% | 61.9% |
菅田壱道 | 番手 | 32.8% | 54.1% | 65.6% |
吉田拓矢 | 番手 | 44.7% | 68.4% | 73.7% |
位置別で勝率が高いのは番手戦の吉田拓矢と岩本俊介だ。2人ともトップクラスで戦える自力を備えており、そのシャープなタテ脚を番手戦でも存分に発揮している。
「単騎」とコメントした古性優作は、勝率こそ22%と突出した数字ではないものの、3連対率は73.7%と破格の数字をたたき出している。
ラインの先頭で戦う選手の中で最も勝率が高いのは眞杉匠だ。3連対率でも63.3%と新山、松井を上回っている。先行、捲りが強力なのはもちろん、位置取りもできる自在脚が安定感の要因だろう。
いかがだろうか? いよいよ4日、GIの中でも最も格式高い“ダービー王”の称号を手に入れる選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。