競走得点76点台と今開催のチャレンジのマーク屋の中で一番の点数を持つ平総一は前検日、予選のメンバーを見て絶句した。

「この点数だし(競走得点上位の西の目標を)付けてもらえると思ったけど…」

　九州同士の永田秀佑がいたが、永田の点数は66点台と自身よりも10点以上低く「地元には申し訳ないけど、こういう番組を組まれた以上は勝負するしかない」と橋谷成海の番手を主張し、藤光健一との競りを選択した。

　レースはアンコになる場面もあったが、しっかり橋谷の番手を取り切り2着をキープ。二車単1・9倍の人気に応えた。

「5、6回バックを踏んだし危なかった。それでもいい練習ができているから踏み出しは大丈夫だと思っていたのでね。最終バックで緩められてそこで突っかかった分、最後は口が空いてしまったけど、2着だし最低限ってところですかね」と安堵。

「準決勝はさすがに(中村)翔平か野村(賢)君を付けてもらえるでしょ」の予測通り、14日の準決は中村を足場に得た。このチャンスをモノにして7場所連続の優出を決める。(netkeirin特派員)