2025/03/07(金) 23:00 0 0
別府競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」が7日に開幕。5RのA級予選に出場した中村雅仁に話を聞いた。
S級経験も豊富な中村雅仁だが、今期は意外にも決勝進出がなく、直近の点数も87点台まで落としてしまっている。「脚の感じは調子はS級にいた頃と変わらないんですよね」と首をかしげるが、準決を突破できていない理由については思い当たることがあるという。
「もしかしたら、優しすぎるのかも(苦笑)」
前回の防府と3場所前の高知準決は、いずれも後手に回った目標と共倒れに終わって敗退。中村の脚があれば、シビアに切り替えていれば結果は変わった可能性があるが「頑張ってくれているし、まだもう一度踏めるかもしれないからって、迎え入れたら結局(前は)いっぱい、みたいなのが多くて(苦笑)。でも、性格的に(早めに切り替えることが)できないんですよね。だからといって厳しい展開をしのげるほどの脚はないので、こういう成績なんですかね」と冷静に分析した。
今シリーズも初日は山崎翼がまくり不発の苦しい展開で、共倒れの危機に直面したが、最後は脚の違いで直線外を強襲し白星奪取に成功。
「なんとかしのげました」と安堵した。ただ続けて「あのコースで届いたのは予選だから。上(準決や決勝)だったら最後は内に行かないと間に合わない。そこですよね」と課題も把握している。
ともかく「大事なのは準決勝。今回こそ」と意気込む中村が「5度目の正直」で今年初の決勝に進めるか注目したい。(netkeirin特派員)