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【西武園競輪】上杉嘉槻「将来は脇本雄太さんみたいなトップレーサーに」

2021/09/14(火) 19:00 0 2

西武園競輪場で9月14日から「東京中日スポーツ杯(FI)」が開催されている。初日の4Rに出場し、1着で勝ち上がった上杉嘉槻に話を聞いた。

脇本雄太への憧れを語った上杉嘉槻

 チャレンジ戦は4場所で特別昇班し、1・2班戦初出走となった前場所の弥彦も完全V。将来有望なエリートレーサーは着よりも新人らしいレース内容を心掛けているという。

「今は新人らしく逃げることを心掛けています。学校時代は捲りもやっていましたが、本デビューしてからラインの大切さを感じた。とにかく若いうちは逃げまくりたいです」と逃げに強いこだわりを持ったようだ。

 実際本デビュー後は15走してバックを取った競走は14走。ラインで決まることが多く、番手についた選手も「良いレースをする」と感心するそう。

 今後の目標や憧れる選手について尋ねると、
「早く上(S級)で走りたい気持ちもあるけど、今はしっかり脚を作る期間。特別昇級は意識していません。一戦一戦を大事に走ります。目標にしている選手は同県の脇本雄太さん。ビックレースでも先行して逃げ切れるあの脚になりたい」と偉大な先輩に憧れを抱いていた。

 初日はこの上杉に5車ラインが完成し、圧倒的な人気を背負っていた。スタートで前が取れ、増田の上昇に併せて突っ張るも流していたところを一気にカマされる。その後は早めの捲りで結果はライン独占も本人はレース後、納得のいかない表情だった。

「失敗レースですね…。せっかく前が取れたのに叩かれたら何の意味もない。後ろの方々に申し訳ないです。2分戦で別線が2車だったから良かったけど、コレが3分戦、4分戦、9車立てだったら多分不発になっているし、悔いが残る内容。準決勝では予選の反省を活かして、しっかり主導権を取りたいです」と話し、気を引き締めた。

 準決勝の相手は前期S級の川越勇星。一筋縄ではいかない準決勝になりそうだが、持ち味の強地脚を活かして、ライン上位独占に導く。(アオケイ・松野記者)

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