期待の新人ガールズとして活躍している仲澤春香は今回が500バンク初出走となる。前検日には初めての500バンクでどんな走りをしようかと悩む姿もあったが、いつもと変わらずに残り1周からの捲りで前団を一気に飲み込み、圧巻の強さを見せ付けた。

「500バンクは初めてだったけど、いつも通りの走りを心掛けていた。前のペースが上がったら捲りかなっていう感じですね。前検日の指定練習で結構モガいたけど、500って長いな…と感じていました。でも、アップをしていても息が上がらなくて、レースでもいっぱいにならない感じだったので、いつもより踏めているなと思いました。500バンクのレースを見ていたら、4コーナーからズブズブいかれてしまうイメージが多かったので、余裕を持って踏みました」とレースを振り返った。

　一緒に走った選手から『レベルが違う…』という感想はよく聞いていたが、自転車経験が全くない状態からのスタートにも限らず、一本一本で学んだことを吸収してレースで発揮しているなという印象。パワーはもちろんだが、組み立ての面でも少しずつ成長を見せている。

　2日目も圧巻の走りを披露してくれそうだが、最終日はお客さんたちだけでなく記者たちも楽しみにしている『仲澤春香VS太田りゆ』に期待は集まることだろう。 (アオケイ・宮本記者)