2025/01/18(土) 19:10 0 11
大宮競輪の「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は19日に最終日を迎える。決勝に勝ち上がった佐々木眞也に話を聞いた。
南関勢が次々に二次予選で姿を消して勝ち上がったのは佐々木眞也ただ1人。準決勝では単騎の競走だったが、孤軍奮闘の走りで好位確保からの捲り追い込み。逃げた寺崎浩平-村上博幸までは届かなかったが、3着を確保して決勝への切符をゲット。
「単騎なのでいい位置を確保してから捲ろうと思っていました。寺崎さんに力負けです。連日体の感じはいいが、組み立て面では甘さもある。しっかりケアをして明日に備えます」と淡々と話した。
決勝メンバーが出揃い、単騎が濃厚かと思われたが、佐々木の出した答えは「寺崎さんの後ろで競らせてもらう」とコメント。
記憶に新しい青森GIIIでの決勝は単騎での大捲りが決まり記念初優勝。元々単騎は苦にしないタイプ、むしろ大得意なイメージがありこの選択は個人的には意外だった。
昨年8月の高松FIで犬伏湧也の番手を巡り準決勝は原誠宏、決勝では隅田洋介、村上博幸との3車競りを経験。今回が3度目のジカ競りとなるが「追い込みに転身するつもりはなく、このメンバーならとこの選択に。寺崎さんと今日(準決勝)も対戦して改めて強さを実感した。その寺崎さんの後ろが1番優勝に近い位置だと思い、ジカで行かせてもらいます」と説明。
だまし討ちではなく初手から勝負する姿は好感が持てる。脇本雄太との競りを制して最後は目一杯差し脚を伸ばす。(アオケイ・松野記者)