2025/01/06(月) 20:20 0 2
2024年1月6日 立川競輪
大阪・関西万博協賛
開設73周年記念「鳳凰賞典レース」G3(3日目)
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【立川競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
篠田幸希が上昇して、赤板過ぎに前受けの北井佑季をおさえる。北井は一旦、篠田の番手に入るも、打鐘前に仕掛けて、南関東ラインが先手を奪っていく。すぐさま藤井侑吾もスパートして主導権争いになるが、最終HSで藤井が北井を叩き切っていく。北井は藤井マークの荒井崇博をブロックしていくが、押し上げにより失格。逃げる藤井は、後続のもつれを尻目に、そのまま押し切り1着。北井マークだった岡村潤が藤井を追うが、直線で4番手から園田匠が外鋭く伸びて2着。3着に岡村が入線した。
1着/藤井侑吾(S1・愛知115期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(24年10月川崎以来)
(最終HSは)気合いで前に出ました。荒井(崇博)さんが北井(佑季)さんに絡まれて、後ろが離れた分、(1着に)残れたのかなと思いますし、ラインで決まらなかったのは残念です。レースは、最初からハイペースだったので、最終BS過ぎには脚はカクカクになっていました。コンディションは、連日長い距離を走れているので、特に問題ないと思います。明日は、(優勝の)チャンスはあると思います。
決勝は、自力。自分の仕事をして勝ちたいです。
2着/園田匠(S1・福岡87期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:3回(16年5月宇都宮)
(藤井侑吾が)めちゃくちゃ強かったですね。(最終)ホームで(北井佑季に)合わされたと思ったのですが。(けん制にあい)荒井(崇博)さんが残念です。最終BSからは、長い距離は好き、相手の脚がいっぱいになってからの方が、自分に有利だと思ったので、早めにいこうと思いましたが、(岡村)潤がペースで前を追っているのが分かったので、直線勝負と。2着まで行けているので、伸びは問題ないと思います。日に日に仕上がっていると思います。
決勝は、取鳥(雄吾)君の後ろ。
3着/岡村潤(S1・静岡86期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:2回(19年12月広島)
(最終HSで)藤井(侑吾)が来た時に余裕がなかったです。キツいところで荒井(崇博)さんが藤井に付いて行って、引いてきたのも分かったのですが。僕がけん制すべきところだったので、北井(佑季)には申し訳ないです。その後、前に追いつく感じがしなかったです。なんとか、3着までという感じですね。
決勝は、郡司(浩平)君の後ろ。
※10Rレース結果
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【立川競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
武田亮が赤板過ぎに先頭に立つと、4番手に取鳥雄吾、7番手に郡司浩平の隊列に変わる。武田が先行態勢に入ると、最終HS前から取鳥がカマシして、武田を叩き切る。最終2コーナーで武田マークの鈴木玄人がブロックして、桑原大志、中村圭志が落車(鈴木は斜行で失格)。レースがもつれる中、落車を避けた郡司が、逃げる取鳥を捲り追い込みでゴール前捕えて1着。取鳥が2着に粘る。鈴木玄が失格、落車のアクシデントで郡司を追う形になった清水一幸が繰り上がりで3着。<
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:21回(24年8月小田原)
(最終HSは)取鳥(雄吾)より先に仕掛けたかったのですが、1回突っ張られて後方に戻った分、仕掛けるタイミングがワンテンポ遅くなってしまった。あとは、ペースが落ち着いたところを仕掛けようと思っていました。(鈴木玄人の)けん制もアクシデントも見えていた。どれくらい避ければいいか判断がつかず、避け方が甘くなってしまいましたが、そのあとは落ち着いていました。最終BSでは、なんとか3着に届くかなと思いましたが、かわしにいってからかなり伸びたので、1着までいける感じがありました。レースの組み立ては良くなかったですが、なんとか1着で良かったです。状態は、3日間いいですし、気持ちも切れてないので、十分に戦えると思います。
決勝は、自力。目の前のレースで1着をとることだけ考えて今年は走ります。
2着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:17回目(24年8月松戸以来)
今日は、郡司(浩平)さんには切らせないつもりでした。初日、2日目と上手く走れていなかったので、アクシデントがありましたが、今日は力を出して郡司さんに勝てるチャンスもあったので、いいのかなと思います。状態は、日に日に良くなっています。
決勝は、自力です。
3着/清水一幸(S2・大阪109期)
今回成績:一4・二2・準3
G3決勝:初
決勝に乗れたのは信じられないです。素人がひとり混じっている感じでしたね。アクシデントには全然気付かなかった。間一髪で避けられて、(村上)博幸さんと並びが入れ替わる形になり申し訳なかったのですが、必死で追いかけようと思いました。郡司(浩平)君が1着に届いているとは思わなかった、異次元ですね。
決勝は、中部ラインへ。3番手。
※11Rレース結果
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【立川競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板で菊池岳仁が三谷竜生を抑えると、三谷は内で粘る構えを見せるが、打鐘で引いて4番手に。打鐘前から野口裕史がスパートを仕掛けるが、菊池がペースを上げて主導権を譲らず、4番手に三谷、6番手に山口拳矢の態勢で最終HS、最終BSを通過。直線に向くと、関東3番手から高橋築が鋭く伸びて1着。大外を追い込んだ山口が2着、平原が3着に入線した。
1着/高橋築(S1・東京109期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(23年9月立川以来)
菊池(岳仁)がかなりふかした展開になり、僕達にも展開が向いたと思います。3番手の仕事をしながら、勝ちにいこうと思っていたので、それができて良かったです。平原(康多)さんが絡まれて脚を使っていたので、1着が取れたのは、それが要因かなと思います。自分のできることは精いっぱいできていると思います。状態もだんだん良くなっている感じがあります。
決勝は、単騎。勝てる位置を考えてやっていきます。
2着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:特6・二1・準2
G3優勝:2回(23年7月名古屋)
(菊池岳仁と野口裕史の)もがき合いになると思ったし、(三谷)竜生さんが粘っていたので、そこを見ながら。2コーナーで行かなきゃいけなかったのですが、寒さで全く脚が動かなかったです。今日は、脚を使っていない、道中の脚の感じにしては(ゴール前で)伸びたと思います。それでも3着以内には届く感触はありました。
決勝は、藤井(侑吾)さんの番手。しっかり付いていくだけです。頑張ります。
3着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特5・二2・準3
G3優勝:31回(22年7月弥彦)
三谷(竜生)のイン粘りでかなり脚力が削られました。最低限、イン粘りを凌いで(高橋)築にもチャンスのある状態にしないといけない、身体の状態はよくありませんが今もてる力は全部出せたレースです。腰から踏めず、足先で踏んでいる状態かなと。でも、初日に比べたら修正はできています。
決勝は、単騎。
※12Rレース結果
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【立川競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/山口拳矢(S1・岐阜117期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/岡村潤(S1・静岡86期)
5/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
6/清水一幸(S2・大阪109期)
7/園田匠(S1・福岡87期)
8/高橋築(S1・東京109期)
9/藤井侑吾(S1・愛知115期)
注目の並び想定は
9藤井-2山口-6清水
3郡司-4岡村
5取鳥-7園田
1平原(単騎)
8高橋(単騎)
藤井侑吾の番手に山口拳矢が付き、その後ろに清水一幸がまわる中部近畿の3車ライン。
郡司浩平には岡村潤が付く南関東の2人。
取鳥雄吾の後ろには、園田匠が付く岡山福岡の2車。
平原康多と高橋築の関東両者は、それぞれ単騎の競走となった。
連日力強い自力戦を見せる藤井が主導権を握ってきそう。そうなると、番手の山口に有利な展開になりそうか。しかし、KEIRINグランプリから中3日で参戦する郡司も3連勝と状態は良さそうで、巧みな位置取りや早めの巻き返しで応戦し、完全優勝を決めてくるか。また、先行だけでなく多彩な攻め方に取り組み始め、戦法の幅を広げつつある取鳥や、単騎だが隙を見逃さない平原や高橋の動向も気になるところだ。
2025年、競輪界グレード戦線の開幕戦を制するのは、果たして……!?
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【立川競輪の直近の開催レポート】
2023年9月立川記念G3
優勝者:森田優弥
2023年1月立川記念G3
優勝者:新田祐大
2022年1月立川記念G3
優勝者:吉田拓矢
2021年1月立川記念G3
優勝者:平原康多
2020年1月立川記念G3
優勝者:清水裕友
2019年12月立川グランプリ
優勝者:佐藤慎太郎
2019年1月立川記念G3
優勝者:清水裕友
2018年1月立川記念G3
優勝者:平原康多
(P-Navi編集部)