2019/12/30(月) 19:56
立川GP(最終日)KEIRINグランプリ2019
【11R=S級グランプリ】
1/中川誠一郎(SS・熊本85期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/脇本雄太(SS・福井94期)
4/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
5/清水裕友(SS・山口105期)
6/郡司浩平(SS・神奈川99期)
7/新田祐大(SS・福島90期)
8/平原康多(SS・埼玉87期)
9/村上博幸(SS・京都86期)
号砲で佐藤が勢い良く飛び出す。
福島2車の前受け。
新田ー佐藤・清水ー松浦・平原・中川・脇本ー村上・郡司の並びで周回を重ねていく。
赤板に入っても大きな動きがない中、7番手の脇本が少しずつ車間を切る。
そして、打鐘のタイミングで脇本が仕掛けた。
脇本が先行態勢に入って、残り1周回。
だが、新田もスンナリ引かずに粘りを見せる。
新田は第2センターで脇本の番手を村上から奪い、福島2車が絶好の2〜3番手を確保。
最終BS、清水も仕掛け、後方8番手から平原も動く。
第2センター、新田が外へ踏み込んだところで佐藤は中割り。
平原も中から松浦を捌きながら外へ。
最後の直線勝負でも逃げ粘る脇本。
しかし、ゴール線手前、佐藤が渾身のハンドル投げで差し切って1着。
2着には脇本が残り、3着は外から伸びた平原となった。
佐藤は嬉しいグランプリ初制覇。
G1決勝常連ながらも"2着コレクター”であったことからも「脇役から主役になれた!」と、喜びを爆発させた。
優勝/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
諦めたことはない、諦めなくて良かった。
13年ぶりのグランプリ、いや、デビューしてからその気持ちは変わらない。
ゴールした瞬間は勝利を確信できなかったですね。
でも、お客さんが「慎太郎だ、慎太郎だ!」って。
グランプリ優勝は格別と言うか、まだ実感が湧かないのが正直なところ。
思わずグッと、涙が出そうになりました。
でも、あとで後輩たちから「泣いていましたね」って、おちょくられるから。
涙はこらえましたよ(笑)。
前を取って、1回、後ろを動かしてからというのは一つの作戦だった。
そこでまずは仕事ができましたね。
新田はG1やG2を何回も獲っている選手。
ついていくことだけを考えていたので気楽なところはありましたね。
ワッキーがもっと早く動くんじゃないかなって、思っていたんですけどね。
新田は思っていたよりも早く仕掛けていったんで、タイミングを合わせるのは少し難しかった。
『競輪王』とか『ダービー王』とか『王』がつくタイトルは欲しかった。
サマーナイトの『夜王』でもね(笑)。
その中でもカッコイイ『賞金王』が獲れて、本当に嬉しいです。
調子が悪くなった時は「慎太郎はもう終わった」なんて言われたこともあったけど。
そんな時でも支えてくれた方、応援してくれたファンのみんなと喜びを分かち合いたい。
それが一番だって、絶対に書いて下さいね(笑)。
来年は1番車のチャンピオンユニフォームを背負う重圧と言うよりは。
レースの中で1番車の役割が大きいと思うので、そこをシッカリやりたい。
一日、一日……一戦、一戦……一歩、一歩。
そういう気持ちでこれからもやって行く。
そして、来年も再来年もグランプリに出たい。
賞金で買いたいものとかないですね。
現実的になりますけれども、税金が大変になるので。
財布のヒモはキッチリ締めていきます(笑)。
F1【10R=S級決勝・寺内大吉記念杯競輪】
1/鈴木竜士(S1・茨城107期)
2/園田匠(S1・福岡87期)
3/渡部哲男(S1・愛媛84期)
4/植原琢也(S2・埼玉113期)
5/岡村潤(S1・静岡86期)
6/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
7/大塚玲(S1・神奈川89期)
8/阿竹智史(S1・徳島90期)
9/稲毛健太(S1・和歌山97期)
41・57・92・683の四分戦。
赤板で最後方から取鳥が動く。
そして、取鳥が主導権を奪ったところで打鐘。
取鳥の先行で最終周回。
第2センター手前、8番手まで車を下げた稲毛が捲りを放つ。
最終BS、岡村ー大塚の南関2車を飲み込んでいく。
第3コーナーから取鳥マークの阿竹が番手捲り。
しかし、稲毛のスピードは落ちず。
阿竹をかわし切って、1着でゴール線を駆け抜けた。
稲毛マークの園田が2着、阿竹の後ろから渡部が突っ込んで3着。
優勝/稲毛健太(S1・和歌山97期)
詰まってから仕掛けよう、詰まった勢いで仕掛けることができました。
本当はもう少し早くいっても良かったんですけどね。
最後は園田さんとゴール前勝負できればと思っていましたし、優勝することができて良かった。
年明けは地元の和歌山記念。
決勝に乗って、優勝できるように頑張りたいです。
(P-Navi編集部)