立川G3(最終日)レポート

2020/01/07(火) 18:56

立川G3(最終日)レポート

2020年1月6日

立川G3(最終日)開設68周年記念鳳凰賞典レース

【12R=S級決勝】

1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/諸橋愛(S1・新潟79期)
4/福田知也(S1・神奈川88期)
5/朝倉佳弘(S1・東京90期)
6/佐々木豪(S1・愛媛109期)
7/吉田拓矢(S1・茨城107期)
8/河村雅章(S2・東京92期)
9/佐々木雄一(S1・福島83期)

号砲と共に、内枠の平原、清水、諸橋が飛び出していく。

結局、諸橋が前を取り切って、734・185・629で並びが整っての三分戦。

青板の第2センター過ぎ、後方から佐々木豪が徐々に上昇する。
中団の平原もその動きに反応して、前へ踏んでいく。

そして、赤板突入と同時に、一気に佐々木豪がスパート。

佐々木豪の踏み出しで、ライン3番手の佐々木雄が離れてしまう程。

佐々木雄がラインに追いついたところで打鐘を迎える。

629・185・734の一本棒、佐々木豪の主導権で残り1周回。

清水は車間を切って、最終第1センターから第2コーナーを通過する。

最終BS、清水が番手捲りを放っていき、平原も追撃。

最終第4コーナーから平原が勢い良く伸びたが、清水が押し切って1着でゴール。
猛追及ばずに平原が2着、平原マークの河村が佐々木雄をかわして3着となった。

清水は立川記念連覇、通算4度目のG3制覇となった。
(*地元・防府記念連覇、立川記念連覇の計4回)

優勝/清水裕友(SS・山口105期)
豪がとても気持ちの入った先行をしてくれましたね。
自分もついていてキツかったです。
中団に平原さんがいるのは分かっていたので、ミスは一つも許されない。
飲み込まれてしまうので、全く余裕はありませんでした。
平原さんに横に並ばれてからでは遅いので、豪には悪かったんですけど、そこはシビアに踏ませて貰った。
ゴールもビジョンでVTRを確認するまでは分かりませんでしたね。
1年の最初に良いスタートが切れた。
でも、昨年はインフルエンザになって、全日本選抜の落車で骨折……1年、長かった。
今年はS班として責任を持って、1年間、息切れしないようにシッカリ走りたい。
当然、G1を獲ることが目標です。


2着/平原康多(SS・埼玉87期)
佐々木の動きが分からなかった、読めなかった。
でも、清水君がさすがでしたね。
緩んだり、バック踏んだりしたら、いってやろうとは思っていたんですけどね。
躊躇(ちゅうちょ)なかったですから。
最後、伸びたとは言え、結果的に届かない……グランプリでもそうですよね。
そこが自分に足りないところなのかな、まだまだこれからですね。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/齋藤登志信(S1・宮城80期)
2/中園和剛(S2・福岡89期)
3/伊藤信(S1・大阪92期)
4/松坂英司(S1・神奈川82期)
5/坂本修一(S2・岡山99期)
6/渡邊健(S2・愛知76期)
7/坂井洋(S2・栃木115期)

並びはスンナリ整い、52・36・1・74の四分戦。

赤板周回に入り、最後方の坂井ー松坂がジワジワ上がっていく。

その動きに単騎の齋藤も乗っていく。

そして、74・1・52・36に隊列が入れ替わったところで打鐘。

新進気鋭の坂井の先行もスローペースで最終周回。

後方から伊藤が動きを見せるが、4番手から坂本が先捲り。

最終BS、坂本が齋藤、坂井の番手・松坂を坂本が飲み込む。
伊藤も捲り追い込みの態勢。
第2センター、伊藤の動きに乗った齋藤が内を掬う。

そして、最後の直線で中を割り、一気に伸びていく。

齋藤が粘る坂井を差し切って、1着でゴール。
2着には坂井が残り、3着は捲りが届かずも伊藤となった。

1着/齋藤登志信(S1・宮城80期)
レース前は緊張しました(苦笑)。
ただ、レースに入ったら冷静になれた。
もっとペースが上がるかなとは思っていたんですけど。
でも、坂井君が最終HSで流していた。
伊藤信君が伸びなかった、それが自分にとっては大きかった。
勝てたのはたまたまですけど、1年の最初のレースですから嬉しいですよ。
(今年で47歳だが)まだまだ元気に頑張られている先輩方もいらっしゃる。
そういう姿を見て、自分も頑張らなくちゃって。
さすがに60歳までは厳しいかな(笑)。
今日のレース後のヤジも「なんでお前が突っ込んでくるんだー!」って。
そういうヤジの方がありがたかったりするもんですよ(笑)。

(P-Navi編集部)

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