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【競輪ルーキーシリーズ2024】125期卒記チャンプは“威風堂々” 森田一郎が初陣に自信「完全優勝を狙うだけ!」

2024/05/09(木) 17:30 0 10

「競輪ルーキーシリーズ2024(FII)」は10日、平塚競輪場で開催初日を迎える。このシリーズは3月に日本競輪選手養成所を卒業した125・126期の新人選手たちが争う舞台であり、今回がシリーズ第2戦。初日12Rに出走する125期卒業記念チャンピオン・森田一郎に話を聞いた。(netkeirin編集部)

埼玉支部所属の森田一郎(撮影:北山宏一)

 125期の卒記チャンプ・森田一郎がいよいよ平塚でデビューする。日本選手権競輪(ダービー)では関東の総大将・平原康多が悲願の初制覇を達成したが、同じく森田も関東地区・埼玉県登録の選手だ。

 ダービーの決勝レースについて話が及ぶと「優勝した平原さんはもちろんすごいんですが、決勝は『強い関東・強い埼玉』みたいに感じました。漢字の競輪が好きなので、ラインの結束力による勝利は格別でした。吉田拓矢さんがいて、平原さんがいて、武藤さんがいて。それぞれの選手が自分の役割を全うしていて恰好よかったです」と語った。先輩たちに続き“新人戦も埼玉強し”となるように、卒記チャンプ・森田に期待がかかる。

 また、森田といえば、養成所の卒業式前日にインタビューをした際「デビューに向けて課題も感じているし、多少の不安もある」と語っていたが、現在の心境は全く異なるらしい。「卒業時点ではたしかに不安も感じていたけど、メンタル面はこの2か月でかなり良い方向に変えることができました。今日も自信を持って平塚に来ましたし、緊張もしていません。強くなれると信じて毎日決められたメニューをこなし続けたことが良かったです」と現状を説明した。

 卒業後にナショナルチームで鍛え上げて約2か月。森田は毎日課題と向き合うことで、確固たる自信を持ってデビュー戦を迎えたようだ。特に伸びたポイントを聞くと「ダッシュです」とのこと。森田はもともとレースの組み立て、戦術面も優れていると聞く。これは125期の成績上位者も口を揃えていた点だが、ダッシュ力もさらに上げているとなると、戦法の幅も広くなっているかもしれない。

 その流れで今回のシリーズに戦術はあるかと尋ねたところ「第1戦の富山シリーズはしっかりとインプットしてきました。レース傾向として“叩いて、それをまた叩いて”のレースが多かったし、先行意欲の強い選手が目立つ印象です。明日の対戦相手も同様で、先行意欲が高い選手がたくさん。前々を意識してレースを組み立てられたらと思っています」とレース分析にも余念がない。

「全力でやるだけ、完全優勝を狙うだけです」と堂々の宣言もあり、早く走りたくて仕方がないという様子。3月の卒業時点と比べて、明らかに一回り大きな姿があった。シリーズでの大暴れに期待したい!

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