今節は立川市主催のミッドナイト。そう考えれば、東京勢が地元意識を持って走る。機動型のトップは岡田亮太で、自在の菅谷隆司、追い込みのレースが多くなった今井聡と駒が揃っている。岡田亮太は2月開催の地元立川で優勝。直前の宇都宮もオール2着の準優勝と脚色は悪くない。当地は昨年11月に走り2着、1着、決勝4着だった。菅谷隆司もコンスタントに決勝進出。近況の成績を見ると2月開催の京王閣、3月開催の川崎で準優勝とタテ脚は切れている。今井聡は当地で優勝の実績もあり、菅谷隆司との前後も問題だ。

　埼玉勢もラインが厚く、熊崎麻人、植原琢也、女屋文伸と東京勢に引けを取らない。普段はラインを組む埼京勢だが、ここは別線になる。パワーアップしている熊崎麻人は今節の台風の目だ。

　北日本はタイトルホルダーの岡部芳幸が斡旋されている。来期はS級にカムバックして、父親として、息子に対し威厳のある走りを魅せている。ここは、ラインの斉藤樂を目標に美酒を味わいたい。その斉藤樂も4月開催の松阪で優勝。師匠は荻原尚人で日々、精進している。長い距離を踏めるのは、味方の選手にとって心強い。佐々木省司が追加で入り、北日本ラインを強固にする。

　南関勢は優勝候補の一角だった佐々木和紀の欠場が痛い。機動型は2班の齋藤宗徳だけで、長田祐弥は戦い方が難しくなった。

　上越勢は片桐善也に選手会の支部長の甲斐康昭。伏兵の存在だが、予選は確実に突破する。他に地元からは矢内良和と中島将尊の名前が入っている。