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小林莉子&荒川ひかりが声優に初挑戦!競輪場でのヤジを熱演「ファンの方の熱のスゴさ実感」ガールズGIについての意気込みも語る

2024/04/18(木) 12:00 0 18

ガールズケイリン選手の小林莉子選手と荒川ひかり選手が、4月9日(火)から放送されている女子競輪を題材としたアニメ“リンカイ!”のアフレコに参加、そこで、人生初となるアフレコの様子をnetkeirin取材班が密着取材しました。

アフレコに参加した小林莉子選手(左)と荒川ひかり選手(撮影:飯岡拓也)

アフレコ現場を見学するつもりが…

 3月某日、都内アフレコスタジオにてアニメ“リンカイ!”の収録が行われました。そこに現れたのは、ガールズケイリン選手の小林莉子選手と、荒川ひかり選手! 二人はいったいどうして、アフレコに参加することになったのでしょうか。

小林:以前、“リンカイ!”のイベントに出演させてもらった時に「アフレコ現場を見学したいです!」と話したんです。そしたら、なぜかアフレコにも参加することになっていました(笑)。

ーーそうだったんですね。お二人の仲が良いと知らなかったです! どういう接点があるんですか?

荒川:私は莉子さんに誘ってもらいました!

荒川:莉子さんが取手競輪場に来て、一緒に練習することがあるんです。セッティングを見てもらったり、アドバイスをもらったりしています!!

小林:取手って東京から結構近いんですよ。時々お邪魔して、練習チームに混ぜてもらってます。

小林「ここ数年で一番声を出した」

ドキドキした様子でスタジオ内に入っていく小林選手と荒川選手(撮影:飯岡拓也)

 今回、二人が挑戦したのは、物語の中でも重要なレースシーンでの、選手に向かって飛ぶヤジ。

 普段とは真逆の立場で、収録に挑んだ二人。「捲れ!」「突っ込め!」「残ったか!?」など、レース中に飛び交う様々なヤジを収録しました。

ーー収録お疲れ様でした! 人生初のアフレコはいかがでしたか?

(撮影:飯岡拓也)

小林:ここ何年かで一番声を出して、想像以上に疲れました(笑)。レースで勝った後、嬉しさで声を上げることはありますが、収録ではそれよりはるか大きな声量を求められて。

荒川:最初は全然声が出なかったですね、緊張もしてましたし。

小林:そう! 収録に挑むときは緊張と恥ずかしさMAXでした。そしたら音響監督さんが「腹式でやらないと喉つぶすよ」「いま恥ずかしい想いしないとオンエアで恥かくよ」ってアドバイスくださって、徐々にスイッチが入っていきました!

荒川:収録には、川村さん(“リンカイ!”で主演の伊東泉役を務める川村海乃)にも同席してもらい、お手本を見せて頂きました。短いセリフなのに抑揚があって、改めて「声優さんってすごい!」と思いました。

 私なんてどのセリフも棒読みで、同じようなテンションでしか出来なかったので……(笑)。とにかく体当たりで挑んだ収録でしたね。

レース直前に気が抜けてしまった、思わぬヤジとは

収録後改めて、お二人にインタビューしました(撮影:飯岡拓也)

ーー普段はヤジを受ける側のお二人ですが、観客の方々のヤジは聞こえているんですか?

荒川:もちろん聞こえてます!

小林:めっちゃ聞こえるよね(笑)。今回アフレコで演じてみて、ファンの皆さんは常日頃からとてつもないパワーでヤジを飛ばしているんだなと実感しました。

荒川:レース中はヘルメット被ってて聞こえづらいはずなのに、鮮明に入ってくるんで(笑)。観客の方たちのヤジって、私たちの全力の声よりもっと大きいんですね。!

ーーお二人が印象に残っているヤジはありますか?

小林:「●●からわざわざ来ました!」って声かけられたり(笑)。あと似顔絵や手持ちの横断幕を持っている方は印象的で、「またこの人来てくれたんだ」って認知してます。

「皆さんのヤジは聞こえているけれど、規則があるので反応することはできないんです」と小林選手(撮影:飯岡拓也)

小林:これヤジなの? って思うこともよくありますね。レース直前に「お昼ご飯何食べた?」とか、ホームバンクの立川の近くに、選手もよく行く中華屋さんがあるんですけど、「あそこのお店おいしかったー!」って報告してくる人とか。

荒川:ファン同士で喧嘩してたのは衝撃でした! (高木)真備と一緒のレースで、ある観客の方が「真備がんばれ!」って言ったら、その直後に別の方が「真備くるなよ!」って返したんです。そしたら「真備にそんなこと言うな!」って言い合いになっていて(笑)。

小林:それ私も聞いていたかも! 選手よりファンの方が盛り上がってて、ちょっと笑っちゃいました。変わり種ばかり言いましたが、普通に「がんばれ!」とか「応援してるぞ!」とかも聞こえてますよ。

荒川:キツめの言葉でなければ、やっぱり気合が入ります! 私以外を応援してる方から「くるなー!」って言われたときは、逆にやってやるぞって思ったり(笑)。

ーーつらい言葉に堪えてしまうようなこともありますか?

荒川:「前回お前に賭けて負けたぞ」って言われた時は心の中で「本当にすみません、頑張ります…」って思いました。「買ってたのに」とか「そんな走りしやがって」とか、お客さんに残念がられるのが一番しんどいです。レースが始まって目の前のことに集中するとネガティブな感情は忘れてしまうんですが、心の内には留めておいて、レース明けに思い出して反省してます。

(撮影:飯岡拓也)

小林:私がキツかったのは人気背負って落車した時。地面に倒れてても容赦なくヤジが飛んできました。勝っても負けてもヤジって飛んでくるんですけど、結局それだけ車券を買ってくれていた証拠だと受け止めてます。だからその時ダメでも、そのぶんまた頑張って取り返していこうと。

荒川:そう思わないと、かなり引きずる時もありますね。

ーー4月26日〜28日に、久留米競輪場オールガールズクラシック(GI)が開催されますね。これまでガールズケイリンにはなかったグレードが新設されたことについて、選手としてはどのように感じていますか。

小林:GIが新設されて痛感したのは、グランプリ出場がより難しくなったこと。GIが設立されるまでは、グランプリに出場するために1年間賞金を積み上げなければいけなかったので、普通開催でもビッグレースでも気持ちの持ちようは変えないよう心掛けていました。でも、それだとダメなんだなって。昨年走ってみて、GIはGIでもっと気持ちを昂らせて勝負しに行かなきゃいけないんだろうなと感じました。

荒川:GIができたことで、ガールズのレベルがどんどん上がっていると感じています。レースを見ていてもすごく面白いですし、勉強になります。

小林:開催全体の売上面も気になります。去年は第1回目だったから注目されたけど、今年はどうなるんだろうと不安になったりもしますね…男子の売り上げに追いつけるかどうか。新しい試みが成功するか失敗するかで、ガールズケイリンの未来も変わってくると思うので、ファンの方が満足してくれるようなレースをしたいです。

ーーこれまではガールズ選手だけの開催はありませんでしたが、オールガールズクラシックは、いつもの開催と雰囲気は違いますか?

(撮影:飯岡拓也)

荒川:全然違います(笑)。

小林:うるさ……元気ですね(笑)。なかなかない機会なので、普段の練習どうしているのか情報交換したりしています。同期が一斉に集まるので、プチ同窓会みたいですね。

ーー最後にnetkeirin読者の皆様にメッセージをお願いします!

小林:“リンカイ!”の収録を通して、ファンの皆さんがたくさんのエネルギー使って、ヤジを飛ばしてくださっているんだなと実感しました。反応はできないですけど、皆さんの声援は私たち選手に届いてますし、心の中で感謝しながら期待に応えられるよう頑張ります!

荒川:せっかく大きい声を出してくれてるから、できればいいヤジをお願いします……(笑)。もちろん私も良いヤジを飛ばせるようなレースができるように頑張りたいと思います!

(撮影:飯岡拓也)

 アニメ「リンカイ!」は、TOKYO MX、BSフジで4月9日(火)から放送中。また、U-NEXT・アニメ放題、Amazon Primeなどの映像配信サービスでも配信しています。小林選手、荒川選手によるヤジははたして何話で登場するのか、お見逃しなく。

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