2024/03/16(土) 16:30 0 6
刈込奈那が代名詞の突っ張り先行で去年10月以来5か月ぶりとなる白星をつかんだ。
10月の松戸で悲願の初Vを達成したが、11月の弥彦で「今まで腰痛とは無縁だったのにぎっくり腰になってしまい…」とそこから低迷。今シリーズも予選の2日間は思うような走りができず、特に先頭にすら立てなかった2日目のレース後には悔し涙も流した。
そんな中で迎えたこの日は前受けがかなうと、そこからは得意のペース先行に持ち込んで先頭でゴール板を駆け抜けた。
「Sが取れればいいなって思っていたけど、取れないパターンも考えていました。前が取れたので(ジャンの)4コーナーから踏もうと思ったらお客さんから『まだだぞ』って声が聞こえて。そのあとはまずバック線まで、それからゴール線までって踏みました。あと、3月14日は大好きなハンギョドンの誕生日だったんです。それなのに不甲斐ないレースをしてしまい…。今回はネイルのテーマもハンギョドンだったので、本当に良かったです」
どうしても失敗を引きずってしまうタイプなだけに、この1着は復活への足掛かりとなるはず。
「(腰は)日常生活も送れているしウエートもできるようになったので良くなっています。(この1着で)また練習を頑張ろうという気持ちになりました」と前日とは一転し、最高の笑顔を見せた。(netkeirin特派員)