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【いわき金杯争奪戦】伊藤裕貴が番手勝負の心境を語る「馴れ合いじゃないのは見せられたけど…」

2024/01/28(日) 14:00 0 6

いわき平競輪の「開設73周年記念・いわき金杯争奪戦(GIII)」は28日、最終日を迎えた。5Rの選抜に出場した伊藤裕貴に話を聞いた。

「どんなに仲が良くてもレースでは勝負する」と話した伊藤裕貴

 初周でイレギュラーな動きがあって影響で後ろ攻めになってしまった伊藤裕貴は、早めに前受けの上遠野拓馬にフタをする。そして赤板で突っ張った上遠野の番手にうまく降りると、迂回して追い上げてきた伊東翔貴と競り合う形になった。番手を取り切った伊藤が直線抜け出し、塚本大樹とワンツー。白星締めとなったがレース後は複雑な表情を浮かべていた。

「翔貴さんは同期で仲もすごく良い。そんな翔貴さんのところで、しかも地元で競ることになってしまったのが…。申し訳ないけど、あそこで引いたらそういう選手だと思われてしまうし、展開上勝負するしかなかったです。どんなに仲が良くてもレースでは勝負するし、馴れ合いじゃないっていうのを示せたのはよかったけど。でもむず痒いというか、やっぱり気持ち悪い感じはありますね…」

 引かずに勝負した伊藤と、番手を奪い返そうとした伊東の動きはどちらも競輪選手としては正解だろう。明暗は分かれたが、ガチンコ勝負をした結果。これで2人の仲が悪くなることはないはずだ。(netkeirin特派員)

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