2023/11/03(金) 19:45 0 7
土屋裕二は4月武雄記念3日目の落車で顔面を強打し、脳挫傷や眼底骨折など命に係わる大ケガを負った。それでも10月の大宮から不屈の精神でカムバック。そして復帰4場所目、13走目にして待望の白星を挙げた。
「本当にうれしい…。ホッとしました。1着は去年の地元(12月伊東記念)以来だから本当に久々です」と感慨深げに話すと、続けて「自分ももちろん嬉しいしホッとしているけど、心配かけた家族はもっとホッとしているんじゃないかな。これでもっと(選手を)続けられるって思ってくれただろうし(笑顔)。ゼロからのスタートじゃなくてマイナス100くらいからのスタートだったから、その分、1着を取った嬉しさとか重みがすごく大きいですね。今開催の前には柏木(伸介)から『ぜひ行ってください』って整体を教わって、それで結果も出た。改めて自分は周りに助けられているんだなって感じました。これからは自分も周りの選手を助けられるように、あと10年は少なくとも選手を続けていきたいと思っています」と、周りへの感謝の思いをまくしたてた。
大ケガを乗り越えて復活の狼煙を上げた実力者が、走れる喜びを感じながら随所に車券に貢献していく!(netkeirin特派員)