今節はオール予選の7R制。初日特選は無いが7Rは予選メーンの位置づけで、点数を持つルーキー村上翔馬が中心となる。奈良バンクは9月以来2回目の参戦となるが、村上の成績を見ているとある事実に気が付く。

　なぜか、333走路ばかり走っている。8月の富山から始まり直近5場所で4回。もちろん9月の当地も含まれている。

「400バンクが標準的なのに、自分のなかでは333バンクが中心になっている(笑)。変ですけど、他の同期よりも走り慣れているって意味ではいいと思います」

　333バンクはクセがあるため初めて走る選手は思いのほか手を焼くと聞く。実際にルーキーの中には「ルーキーシリーズ以来走っていないし、感覚がつかめるか確かめたい」と話す選手もおり、実走慣れしている村上にとっては大きなアドバンテージになるかも。7Rは関谷哲平-永橋武司に任され颯爽と風を切る。地脚タイプだけに突っ張ってしまえば、マイペースに運べそうだ。(netkeirin特派員)