二次予選は地元の岡崎智哉と一戸康宏との対戦と言っていい一番だったが、押さえて先頭に立った一戸康宏を豪快に岡崎智哉がブッ叩いて飛び出した。野田は後手を踏んだ格好で絶体絶命の7番手に置かれてしまうが、最終ホームから気迫のまくり。岡崎智哉の番手を回った伊原克彦が車間を空けて援護に回ったため、差はみるみるうちに縮まり、牽制を乗り越えて1着でゴールした。

「伊原君が岡崎君との車間を空けていたのは見えていたし、タテに踏まなかった分だけ差を縮める事ができた。もう終わったと思ったけど、諦めず踏んでよかった」と振り返る。

　並びは伊原克彦-伊代野貴照・磯田旭・野田源一-合志正臣・金子真也・長尾拳太-山田裕哉-宮越孝治となり、単騎が2人のコマ切れ戦だ。

「あの位置(7番手)になるようじゃだめでしょう。その辺りを踏まえて組み立てを考える必要がある。しっかり自力で」という。

　前検日に「タイムが出るバンクは大好き。自信を持って仕掛けられる」と言っていたが、それを裏付けするようにピンピンでの勝ち上がりだ。展開まで味方しているように感じるし、この追い風に乗って3連勝ゴールといきたい。（アオケイ・忍足記者）