2025/10/31(金) 09:47 0 2
3節前の小倉でデビュー初優勝し、前節の弥彦で2度目のVを飾った柏野健吾が圧倒的人気を集めた初日6R。前受けから4番手に引いた市川健太が、ものの見事に捲って逃げた柏野を沈め6節ぶりの予選白星だ。
「良かったです。前がペースだったし、あそこからどんどんカカっていくんだろうなと。カカり切る前に行きたかったし、後ろから来られて被ってしまったら面白くないので。行き切れなくてもどこかでへばりつけたらなって。イチかバチかでしたよ」
言葉とは裏腹に、好スピードで22歳の新鋭をのみ込んだ。東京支部長を務め、関東地区の本部長も務める市川。直前は公務で地元地区のGI寛仁親王牌へ連日足を運んだ。
「練習なんてほとんど…。練習しない方がいいのかな。でもトップレーサーたちからいい刺激を貰いましたよ。今回はギアを92から85に落としてみた。スタートをしっかり取れたし、初速の感じも良かった。あれだけ点数を持っている先行選手を捲れたのでいいでしょう」
7日に50歳になったが捲り脚は健在だ。「これをいいきっかけにして、点数を上げていきたい」
準決勝も目が離せない。(netkeirin特派員)