閉じる

【寛仁親王牌】重走路をものともせず強地脚っぷりを発揮した小岩大介

2023/10/21(土) 14:45 0 1

弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は21日、3日目を迎えた。6Rを走った小岩大介に話を聞いた。

「外併走でも脚は溜まっていたし大丈夫!」と話す小岩大介

 先日、別府競輪場で行われた「第50回九州地区プロ自転車競技大会」のエリミネーションを制した小岩。エリミネーションとは複数の選手が周回を重ね、後輪が最後に通過した選手が1人脱落するもので、残り2人となると先着した方が優勝するという耐久戦。走行テクニックや駆け引きも大事だが、何より何度も踏み止めできる強じんなパワーが必要とされ、主に地脚タイプの選手が得意とする競技だ。小岩はこれまで「4キロ団体追い抜き」で九州大会15連覇を遂げ、全プロでも当大会の権利を取り続けていた典型的な地脚選手で、「高校の時からずっと得意だった競技」と自信満々だった。

 九州の選手たちの中でたびたび上がる格言のひとつに「地区プロ前後の小岩は強い」というものがある。要は地区プロへ向けて普段以上に練習しているからで、実際に直前の9月地元・別府FIでは金ヶ江勇気-北津留翼の3番手から痛烈な中割りで優勝を飾り、今開催2日目には、GIでは2016年静岡「第70回日本選手権競輪(ダービー)」以来となる久しぶりの勝利を挙げた。

「(中川)誠一郎さんが優勝したシリーズでしたね。一次予選で(中川)誠一郎さんを抜いたやつ。そうか… あれ以来でしたか」と、うなずいた。

 余談だが小岩は中川の超お気に入りで、ラインを組むとおのずと仕掛けが早くなる。

 閑話休題。この日も小岩は嘉永泰斗マークからしぶといコース取りで2着をゲットし「外併走でも脚は溜まっていたし大丈夫!」と雨風の厳しい重走路をものともせず強地脚っぷりを発揮していた。最終日も展開不問の突っ込み脚で確定板入りを目指す。(netkeirin特派員)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票