2023/08/29(火) 15:00 0 34
京都向日町競輪「開設73周年記念・平安賞(GIII)」は31日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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S班の脇本雄太、松浦悠士が西武園オールスターの落車骨折で欠場。したがって追加参戦の佐藤慎太郎が、唯一のS班になってしまった。脇本雄太が先頭になり、近畿の大会を盛り上げるシリーズだったが、目論みが狂ってしまった。
佐藤慎太郎が責任を持って走るが、マーカーだし、絶対視できない。これで伏兵の台頭もありそう。
北日本で小松崎大地も負傷欠場で、慎太郎先生の馬になりそうなのは坂井洋、北井佑季、渡邉雄太。
坂井洋はスランプ気味だし、渡辺雄太の走りは自在寄り。本人の第一希望はオールスターでも連係した北井佑季だろう。その北井佑季も追加斡旋で、オールスターは一次予選を同点決勝で勝ち上がることができなかった。最終日の1勝のみで、今節の巻き返しが期待される。渡辺雄太と北井佑季で連係のケースは、年上だが脚質的に北井佑季が前回りだろう。
近畿のドンである村上博幸も復調気配。ダッシュ勝負は苦しくなっているが、随所に魅せる仕事は職人技。ワッキーが不在で、逆に優勝は近くなったかもしれない。小森貴大、石塚輪太郎、山田久徳が前で頑張るが戦力不足なのは否めない。
中四国は太田竜馬のパワー駆けが中心。ムラな選手のひとりだが、西武園オールスターの動きは悪くなかった。快速捲りを決めて優勝も可能だ。ただ、地区的に大物のマーカーは不在。
山田英明はマーカー宣言をしてから良くなっている。九州で阿部将大と連係するが、太田竜馬の番手もありそう。
最終日にガールズルーキー企画シリーズが行われる。自力で戦っている松井優佳のスピードが優勢。実戦に入っても前回の豊橋で準優勝している。次の評価が熊谷芽緯で基本的に動いている選手だ。ルーキーシリーズで強かった竹野百香も同期相手なら勝つケースも考えられる。