デビュー戦は7着に終わったが林は下を向いていなかった。「チャレンジのつもりで、思いっきり駆けました。なんとかなるかなと思いましたけど(笑)。久しぶりの実戦でしたし、オッズを見てしまうと緊張してしまいますね(笑)」と苦笑いしつつも、思い切りよく打鐘先行に出たレース内容については納得しているようだった。

　林大悟、林慶次郎ともにS級で活躍する兄たちからは「“ベストを尽くせ”とエールをもらいました。短い言葉ですが支えになってます」と嬉しそうに話してくれた。

　最後のルーキーシリーズでプレデビューと、他のルーキーたちに比べるとスタートは遅れたが、本デビューは6月30日からの向日町競輪開催に決まった。「今はそこまで考えられないですが、しっかりと地脚を磨いて、“自分のレース”をしたいと思います」と来たるべき時を見据えていた。(netkeirin編集部)