在所1位、卒業記念1位の荒川はまくりになった。ダッシュ勝負になるときつい52歳のベテラン。それでも必死に食らいつき離れることはなかった。

「3番手だけど荒川君のまくりを追えたのは自信になるよ。この間までなら離れてしまった」

　何か変えたのかを聞くと「自転車を換えた。新潟の川村昭弘君が乗っていた、少し立ったフレーム。初めはセッティングとか出なかったけど、最近ようやく出た感じ」。

　前期は初のA級3班を走り競走得点は67.5と微妙なところ。本人もわかっていて「ストレートで代謝になるよ。だから今期は少しでも点数を上げないと」と気を引き締める。

　前走の大宮競輪、そして今回と動きは悪くない。そしてなにより2日目は同県の小林和彦の番手。このチャンスをものにしたい。(アオケイ・伊藤記者)