6月11日、向日町競輪場で行われた施設整備等協賛京都向日町カップ(GIII・最終日)の決勝は、追い込んだ簗田一輝(27歳・静岡=107期)が1着、内を突いた志村太賀(39歳・山梨=90期)が2着、捲った黒沢征治(31歳・埼玉=113期)が3着に入った。3連単は⑨-⑧-⑤で130,310円という配当だった。

　レースは残り2周で簗田が上昇するところ、前受けの朝倉智仁(23歳・茨城=115期)がこれを突っ張って先行。黒沢はぴったり追走するが、黒沢マークの志村はやや遅れ、簗田がこの隙に3番手に降りて打鐘を迎える。

　最終周回に入るところで単騎の阿部将大(26歳・大分=117期)が良いスピードで捲りを放つが、黒沢が番手から出て壮絶なもがき合いに。両者の踏み合いは黒沢に軍配が上がって直線に向かうところ、その外を踏んだ簗田がハンドル投げを制してGIII初優勝を飾った。