2023/06/06(火) 19:15 0 27
向日町競輪「施設整備等協賛京都向日町カップ(I)」は8日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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直後にGIの岸和田高松宮記念杯があるので、裏開催と呼べるGIIIだが、決勝3着迄に入ると小倉競輪祭の出場権をゲット出来る。普段なら、決勝進出さえ厳しい選手でも、ボーナスステージとも言える。主役は誰にするか難しいが、潜在能力からも太田竜馬とみたい。残念ながら高松宮記念杯には出場出来ないが、来月には地元小松島記念も控えている。ビッグレースの成績、記念覇者のプライドを考えても、勝つレースに徹する。基本は自力勝負だが、初日特選から中四国で徹底先行の山根将太と同じメンバー。前哨戦になるが、番手捲りも視野に入れて、シビアに攻めたい。
怖いのは地元畑段嵐士とタイトルホルダーの好漢・稲垣裕之。初日特選は近畿で小森貴大もおり、並びは難しいが、小森貴大に畑段嵐士、稲垣裕之の前後が普通。畑段嵐士は近況のFI戦で、自力でも好戦しており、脚は仕上がっている。稲垣裕之は3番手回りは得意でないが、俯瞰した立場で走る。他にも地元GIIIの優勝がある藤木裕や高久保雄介、窓場千加頼にも、ワンチャンありそう。あとは2班で予選スタートだが、南潤の出来も良く、かなりの確率で決勝に乗ってくる。近畿の勢いは南潤が握っているとも言える。
関東は徹底先行の朝倉智仁に仕事人の芦澤辰弘がマーク策。この茨城コンビにも注意は必要。埼玉の山田雄大も宇都宮記念の決勝に進出して、眞杉匠の優勝に貢献して男になっている。
南関は大砲の根田空史が復活気配。負け戦だったが宇都宮記念の三日目と最終日に連勝して、前回の富山全プロも1着と2着で気を吐いた。同県の武井大介は仕事を優先するタイプだし心強い。自在の脚質だが佐々木眞也は相手が強い方が持ち味を発揮するタイプ。
四国は売り出し中の久田裕也と石原颯が元気が良い。この2人も貴重な戦力だ。九州はビッグネームの一発屋の中川誠一郎が面白い存在。配当が安ければオミット、逆にオッズが良ければ買いたい選手。中部はイケメンの柴崎淳が大将格。