一戸康宏マークから3着をキープし二次予選進出を決めた。道中、太田海也の巻き返しに備える一戸を追いかけ、脚はすでにヘロヘロだった。

「最終バックで太田君の巻き返しに合わせて踏み返したところでもう余裕が無くて。4角では全員にバタバタいかれたと思った」とヒヤヒヤの3着だった。

　そんな飯嶋は2007年9月に当地で行われたオールスター競輪の覇者。最後まで踏み切れたのは、バンクとの肌合いの良さが味方をしたのかも…と尋ねると「いや…追走義務違反もあったから。良い事も悪い事もありましたね」と苦笑い。

　思い返せば、今年2月のGI全日本選抜競輪の際にも、武田豊樹が同じような話をしていた。ともあれ、後半バテることなく勝ち上がれた事実は大事にしたい。

「この年齢で上向くことはない。現状維持で頑張ります！」と二次予選8Rへ向けて気持ちを込めた。(netkeirin特派員)