2023/01/28(土) 11:30 0 1
準決勝7Rは守安政雄に任されまさかの前回り。メンバーが発表され並びが決まった時点で腹をくくっていた。
「守安には番組が出た時点で『九州の3番手でもいいし好きなところへ行っていいよ』とは言っていたんです。でも自分に任すと言ってくれた。もう、そうなったら流れ込むような単調なレースはできない。だから『若手を相手にどうせまくれない。だから逃げるわ』と伝えていたんです」
レースは展開も違い、先行する流れにはならなかったが、気合が入ったのは間違いない。実際に2角で車を外へ持ち出した。「あれは田中君が追い上げたから付き直したけど、仕掛けるつもりでした。もし単騎だったら大事にいっていたかも」と気概は示した。
今年50の大台を迎える前反だが、常に気持ちは前を向いている。PIST6を走る機会が増えたことで自信を取り戻しつつあるとのことだ。「PIST6で自力を出しているのがいいんでしょうね。何か体が反応します。でも、宮倉勇さんは60歳になるのに(今年で59歳)若手を相手に先行している。自分はまだまだですよ。それでも今日みたく目標がいない展開で1着が取れたのは自信になりました」と激戦を制し、胸を撫でおろした。(netkeirin特派員)