2022/11/27(日) 09:30 0 5
"どうしたんだ脇本"と思ったファンが多かっただろう。今年3度目のGI優勝を狙いV候補筆頭で臨んだはずだったが、3走目まで未勝利で、まさかの二次予選敗退。準決勝日にGIの負け戦を走るのは18年の2月に四日市で行われた全日本選抜以来となった。
東口善朋と村田雅一を背にしての三分戦。初手は中団に収まったが、後ろ攻めの松坂洋平が上昇すると、7番手まで引いて打鐘前から豪快に仕掛けた。
「松坂さんは中団で止まるだろうと思っていたので、早い段階で、7番手で態勢を整えられるかがポイントだった。(渡邉)一成さんとダッシュ勝負をしても分が悪い。そこは自分の地脚で乗り越えようと。できるだけ早く通り抜けたかったけど、一成さんのダッシュはさすがです。自分も出切るまで、滞空時間というか外を回る時間が長くなってしまったのが反省点かなと思います」
渡邉一成後位の渡部幸訓が強烈なブロックで抵抗したが、なんとかかいくぐって最終BS手前で先頭に躍り出ると、ピタリとマークした東口が「差せる感じがしなかった」と振り返ったように、脇本本来のパフォーマンスを披露して待望の今節初1着。不安を一掃してみせた。
「東口さんとワンツーが出来たし、最低限は。まぁ戦える感じはあるのかな」
レース後は淡々と質問に答えた。そして年末の大一番にも言及した。
「去年のケガの進行があまり良くない。ケアを優先してグランプリに向かう形になると思う。少しでも上積みが出来れば。まずはここ(競輪祭)のあと1走を自力でしっかりと頑張ります」
最終日はグランプリ前最後の1走になりそう。連勝で締めくくって気分良く向かいたいところだ。(netkeirin特派員)
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