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《TIPSTAR通信・選手インタビューVol.16 伊藤優里選手》

2025/03/15 (土) 10:00 1

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高校時代には高校選抜の500mTTで優勝。インターハイではケイリンで2位など、輝かしい実績を引っ提げ126期としてデビュー。卒業記念レースでは準優勝。ルーキーシリーズの松山では優勝と華々しくデビュー。本格デビュー後は先輩達を相手に果敢に攻めて魅せる走りを貫いている。超一流の浅井康太に弟子入りした経緯や、デビューをしてから感じていることを聞いてみた。(取材日:小松島・ミッドナイトGIII開催中)

ーー卒業記念レースのときに、浅井康太選手に自ら弟子入りを志願したと言っていましたが、詳しく聞いてもいいですか?

実は、自分からではなく、父が『浅井さんに師匠になってもらったら?』って言ってくれたのがキッカケです。自分が高校時代に競技実績があったというのも取ってもらうのに大きかったと思います。あとはどんな選手になっていきたいか、バァーっと色々と書いたのも見てもらって、浅井さんから『よし! それなら』という感じで取っていただきました。

ーーお父さんの希望もあったんですね。

父は競輪が凄く好きなんです。家でもレース中継を見ていたんですけど、たしか小4くらいだったかな、奈良競輪場に連れて行ってもらったんです。父は仕込んでいたんだと思うんですけど、ガールズケイリンもあるよって。そこで高木真備さんが先行して優勝する姿を見て鳥肌が立ちました。3分っていう短い時間でこんなに心が動かされるんだって。生で見て実感しました。そこから真備さんに憧れるようになって、それから競輪選手を目指そうと決めました。

ーーそれが今の攻める走りにも繋がっているんですね。選手への道はお父さんがキッカケを作ってくれたんですね。

高校に入るまではダラダラとしちゃっていたんですけどね(苦笑)。でも、競輪選手を本気で目指そうというのが明確になってからは頑張れました。自分の車に穴を空けて『優里! 車にローラー付けたぞ!』って車誘導をしてくれたり(笑)。養成所に入るときには『気持ちが落ちたりすることがあっても、それは車券を買うお客さんには関係ない。そういうときでも自分の実力をしっかり出せるようにしなさい』ってお客さんの立場の言葉ももらいました。

ーーお客さんの気持ちは一番分かっているでしょうからね。そこは実際に選手になってから大事になってきますからね。ところで、話の中で引退された高木真備さんのことが出てきましたが…。

真備さんは強くて、格好良くて、可愛い。こんなに揃っているって最強じゃないですか。選手になって、強くなったときに気持ちを伝えたい! って思っていたんですけど、自分が選手になる前に引退しちゃって…。でも、選手になってから真備さんと対談をさせてもらう機会を頂いたので、お会いした瞬間『わー! 真備さんだー!』ってはしゃいでしまいました(笑)。実際にお会いした真備さんは凄く優しくて思っていた通りだった。『はじめは全然勝てなかったし、慌てなくていいよ。何かあったらいつでも相談してね』って言ってもらえたのは凄く嬉しかったです。

ーー憧れていた高木真備さんに想いを伝えられたのはよかったですね。伊藤選手も実際に本格デビューをしてからも果敢に攻めたレースをしていますからね。

まだまだ脚もないし、弱いですけどね(苦笑)。

ーー話はちょっと戻るのですが、師匠の浅井選手とは結構一緒に練習をされていますよね。浅井選手のSNSによく写っています。

ちょこちょこ写っていますよね(笑)。今は浅井さんと溝口葵さんの3人で街道練習をしているんです。でも、溝口さんがS級に上がって、4日制のレースが増えたので、前後泊も含めたら1週間。2人と会えることが少なくなりました。直前も自分は中5日だったけど、静岡記念があったので会えなくて…。

ーーその間の練習は?

1人です。でも、1人でやっていると、何をしているんだろうってなることが多くて…。今まで人と比べていたし、高校のときも男子に付いていってのタイムで比べたり。1人になったときに誰と比べたらいいの? ってなっちゃって…。今は浅井さんと溝口さんの2人の後ろを必死になって追っているけど、一生一緒に練習できるとは限らない。いつかは一緒に練習ができなくなることもあると思うので、今は1人でも練習ができるようになることが目標です!

ーーちなみに、浅井選手は伊藤選手にとってどんな存在ですか?

お父さんみたいな存在です。風邪を引いたときがあったんですけど、凄く心配してくれたんですよ。凄くアドバイスもくれるし、教えてもらったことで『分からない』って言うと、そのあとどうすれば自分が分かるか考えてくれて、『分かったぞ! これならどうだ!』って考えてくれるんです。でも、始めからこんな感じではなくて、自分から積極的に声をかけていって、だんだんという感じですね。浅井さんは40歳で私は20歳になったし、もうお父さんです(笑)。

ーー兄弟子でもある溝口さんはどうでしょう。

あとは3人で練習するときに、浅井さんにどうしたら勝てるかを2人で考えて、やったりしています。負けたら今度はこうしてみようって考えて。(兄妹みたいと言うと)本当にそんな感じです。お兄ちゃんみたいな存在です。

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