S班不在で山口拳矢も欠場、大激戦になる予感

　陽気のせいか、「春眠暁を覚えず」とばかりにボーッとしていた。カミさんに「あんたはヒマだからでしょ」とまるで心を見透かされたように声をかけられたが、心配する様子など全くない。冷静に考えると、花粉症の薬のせいか、はたまた車券でやられ過ぎているせいかって結論に落ち着いた。だが、カミさんに喝を入れられて気力も戻ってきた。「よし、やったるぞ！」モード復活で大阪・関西万博協賛競輪in大垣を占っていこうじゃねえか！

　ウィナーズカップの前につきS班選手はいないが、ワクワクするメンバーが集まり、激戦の予感。地元の山口拳矢が優勝候補筆頭だったのに欠場とは残念！ 今年は勝負どころを逃さず動けているし、持ち前のセンスも戻ってきたみたい。FI戦では逃げても戦えているし、1着も量産中で好調を維持していたのに。こうなると、さらに混戦激戦になっていくだろうな。

鈴木竜士と河端朋之が優勝候補と読むが気配良しの選手多数

　シリーズの中心は安定感ある走りで成績を残す鈴木竜士がイチオシって事になるね。それと追加参戦の河端朋之！ 前走の玉野記念はいささか精彩を欠いていたが、修正できて入れば勝負になる。一方、ベテランの桑原大志や山本伸一の差し脚も光る。

　桑原は目標次第だけど、後ろに置かれてもコースを見極めて強襲する嗅覚は健在。そうなれば思わぬ高配当が期待できるかも。山本は目標に恵まれればすんなり決めちゃうけど、むしろ自分でやるとなれば自力自在戦でも戦える。対戦相手にとっては、かなり厄介な存在だよね。

　さらに！ 流れが向けば永澤剛も侮れない。自力型の選手からすると「逃げてしまえば、まくる相手をブロックしてギリギリまで庇って勝負してくれる」と考えるだろうし、ファンは「もうそこまでしなくてもいいのに！」とヤキモキするくらい男気あふれる頼もしい存在だよね！永澤は3番手か4番手を気楽に回ったときの“突っ込む差し脚”が魅力的だし、この条件の方がむしろ思わぬ恩恵があるような気もする。そしてもう一人、中本匠栄も優勝争いの主力メンバーとして、その名を挙げておこう。

　さて、今シリーズは妄想選手がいっぱいだよ！ 中でもイチオシは簗田一輝。自力も出てきて、だいぶ調子を上げてきた感がある。展開に応じて自在戦にもシフトできるし、勝ち上がりで面白い勝負を見せてくれそう。佐藤一伸も気配が良くなってきているし、持ち前の自在に立ち回る走りは軽視できない。 さらに、自在戦なら星野洋輝と才迫開も注目しておきたいね！ 大垣バンクは本命党が苦戦するかも。そうなれば穴党ファンにとってはたまらないシリーズになりそうだね！

初日8Rは才迫開がスタート決めれば波乱もある

　初日の妄想は8Rにしてみっか。いつもの通り並びの整理から。①朝倉智仁-⑦岡本大嗣-③内藤高裕で関東ライン、⑤林大悟-②市橋司優人-⑨久島尚樹の九州ライン、瀬戸内は⑥門田凌-④才迫開-⑧今野大輔の三分戦となっている。初手は朝倉がスタートを決めて前受けから。枠なりで林がこの後を追う(⇐①⑦③・⑤②⑨・⑥④⑧)。

　そうなると門田が押さえ先行体勢に入る。そこを林が素早く叩き市橋との直線勝負で②=⑤、朝倉のまくりが届いての②=①、林に前受けさせて朝倉が中団から先まくりなら岡本との①-⑦が押さえ、このあたりが本線になるべか。

　妄想は厳しそうだが、一縷の望みはある。才迫がスタートを決め、門田が前受けになるときだ。これなら朝倉がこの後を追う(⇐⑥④⑧・①⑦⑧・⑤②⑨)。そして林が後方から押さえるとしても、朝倉が林を叩き切る。林も切らせまいと突っ張り、踏み合いで両者は脚を削られるってことなる。

　そこで門田がかまし先行になれば才迫の出番になる。才迫から今野で④-⑧、それぞれの番手の市橋、岡本の強襲も考慮して②④⑦⑧ボックスを妄想〆にするべかね。