いわき平4R　日本選手権競輪(GI)S級特選

①皿屋豊(111期＝三重・39歳)
②菊地圭尚(89期＝北海道・42歳)
③木暮安由(92期＝群馬・37歳)
④北津留翼(90期＝福岡・37歳)
⑤湊聖二(86期＝徳島・45歳)
⑥久米康平(100期＝徳島・30歳)
⑦渡邉一成(88期＝福島・38歳)
⑧鷲田佳史(88期＝福井・38歳)
⑨中本匠栄(97期＝熊本・35歳)

【並び予想】
←①⑧(中部)③(単騎)⑦②(北日本)⑥⑤(四国)④⑨(九州)

④北津留の過信は禁物とみて北日本から攻める！

　このシリーズで、絶好のデキをみせているのが④北津留。一次予選を快勝して、二次予選でも後方から素晴らしい脚をみせた。その二次予選は、ゴール直前に落車のあおりを受けて車体故障。惜しくも勝ち上がれなかったが、あのトラブルがなければ郡司を捲りきって、連勝での準決勝進出を決めていたはずだ。

　それだけに、7日(土)の特選では④北津留が先頭を走る、九州ラインが一本かぶりの人気となること間違いなし。

しかし、車体故障や部品交換による影響は少なからずあるはずで、ここで再びベストパフォーマンスを発揮できるかどうか、疑わしい側面がある。また、細切れ戦となったのもプラスではなくマイナス。再び後方に置かれた場合、今度は不発に終わる可能性がありそうで、少なくとも、「人気ほどは信頼できない」と考えたほうがいい。

　主導権を握るのはおそらく、①皿屋が先頭を走る中部ライン。車番的にも、ここは前受けを選択してから、いったん下げてからのカマシや突っ張り先行という組み立てとなることだろう。注目は、初手でその直後につけそうな北日本ラインで、⑦渡邉の先捲りから②菊地が直線で差す展開を狙ってみたいところ。また、単騎で自在に立ち回れる③木暮も、中部や北日本の後ろから突っ込んでの一発が十分に期待できる。

　人気の中心である④北津留の捲りが不発というケースを狙う車券なので、当然ながらリスクはある。しかし、リターンの大きさを考えると、リスクを取りにいく価値は十分にあるはずだ。具体的には、展開的にアタマで来られる確率がより高そうな、②菊地と③木暮の1着から勝負。九州ラインだけでなく、総合力がやや見劣る四国ラインも軽視する方向でいきたいところだ。

　あとは、「④北津留がよく追い込むも2〜3着まで」というパターンを狙ってみるのも面白い。②菊地や③木暮から流すカタチならば、こちらでも悪くないリターンが得られることだろう。大穴ではなく「中穴」を好む人ならば、こちら攻め方のほうが合っていそうな印象。直前のオッズをしっかり確認しつつ、臨機応変に対応したい。

【推奨買い目】②③→②③⑦→①②③⑦⑧(12点)