玉藻杯争覇戦が開催される高松競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
高松競輪場は香川県高松市福岡町1丁目にある競輪場で1950年5月17日に開設されました。周長333mのバンクを400mに改修したことで、傾斜がキツいことが特徴的です。直線も長く、内も外も伸びるコースなので、力勝負になる傾向にあります。
高松競輪場の周長距離は400m、見なし直線は54.8m。 333mバンクだったのもを400mに改修した名残で、カント(傾斜)がキツい特徴があります。また四方をスタンドなどに囲まれているため、風の影響が受けにくい競輪場でもあります。先行選手は内からも外からもくる長めの直線を粘り切ることが難しいバンクと言えるでしょう。
最高上がりタイム:10.6秒 高城信雄
(2000年7月7日)
【データ集計期間】2019年2月〜2024年2月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.4% | 31.9% | 45.5% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.1% | 14.0% | 26.6% | 41.1% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
13.4% | 32.4% | 54.2% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.1% | 17.7% | 29.1% | 34.8% |
2019年2月〜2024年2月のデータを見ると、高松競輪場の1着の決まり手は45.5%で「差し」でした。
全国平均と比べると「差し」(全国平均:55.4%)はやや割合が低くなっていますが、「捲り」(全国平均:26.2%)は高くなっています。かつて333mバンクでしたが、400mバンクに改修したことで、その名残でカント(傾斜)がキツくなっています。それゆえ番手選手が「捲り」を決めやすくなったので、割合が高くなっている傾向にあります。
また一般的には、カントがキツいとスピードが出やすいため、レース展開が早くなります。
S級(9車)に絞った1着決まり手をみると、1着の決まり手は54.2%で「差し」が多く、「逃げ」が13.4%まで下がっています。S級戦ではカントを上手く使いスピードを上げる選手が多いため、「差し」が半数以上となっています。
そして、高松競輪場では他場と比べて、風の影響を受けにくくなっているため、県外の選手でも本来の実力を発揮しやすくなっています。
ほかと比べると、8番車と6番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率も低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 25.9% | 44.1% | 58.6% |
2 | 17.3% | 34.8% | 48.9% |
3 | 15.4% | 30.9% | 44.4% |
4 | 10.0% | 21.7% | 36.9% |
5 | 12.4% | 27.0% | 42.5% |
6 | 2.8% | 8.5% | 17.5% |
7 | 13.5% | 26.6% | 40.6% |
8 | 1.9% | 6.4% | 14.8% |
9 | 11.7% | 26.6% | 39.6% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,076円 |
2枠単 | 2,056円 |
2車複 | 1,375円 |
2車単 | 2,726円 |
ワイド | 570円 |
3連複 | 2,566円 |
3連単 | 14,974円 |
所在地:香川県高松市福岡町1‐4‐46
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。