伊東競輪G3ナイター(椿賞争奪戦)が行われている伊東競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
伊東競輪場は静岡県伊東市にある競輪場で1950年9月16日に開設されました。正式名称は「伊東温泉競輪場」ですが、伊東競輪と略されることが多いです。また「MIKARIN BANK」も競輪ファンから呼ばれることもあります。
コースは見なし直線が長く、コーナーカーブのカント(傾斜)がキツいことから、スピードのあるレースが展開されます。
伊東競輪場の特徴は333m、見なし直線は46.6m。
333mバンクでは直線がもっとも長く、その長さは400mバンクに匹敵するほど。ゴール線前が伸びやすく追い込み選手にもチャンスがあり、どんな戦法の選手でも力を存分に発揮できるバンクとなっています。また、周囲を丘に囲まれているため、バンクに風は入り込みにくいのが特徴です。
最高上がりタイム:9.0秒 新田祐大
(2014年4月27日)
【データ集計期間】2018年11月〜2023年11月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
27.0% | 35.3% | 37.5% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.8% | 14.3% | 22.8% | 43.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
15.9% | 42.1% | 41.8% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14.6% | 19.0% | 24.3% | 42.1% |
2018年11月〜2023年11月のデータを見ると、伊東競輪場の1着の決まり手は37.5%で「差し」でした。
また、全国平均と比べると「捲り」9%、「逃げ」は8.6%も割合が高くなっています。伊東競輪場333mバンクとしては400mバンクに匹敵するほどの見なし直線の長さと最大傾斜34°41′9″とかなりキツいことから追い込み選手が加速して追い抜きやすくなっています。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は42.1%で「捲り」が多く、「逃げ」が15.9%まで割合が下がっています。「逃げ」が大幅に低下していることを見ると、見なし直線の長さが顕著に傾向に出ていると考えられるでしょう。S級戦では先行の「逃げ」の選手が勝つことは難しいバンクと言えそうです。
S級戦では「逃げ」を得意をする選手は避けて勝負するといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 23.2% | 40.9% | 54.5% |
2 | 16.2% | 32.8% | 47.6% |
3 | 15.0% | 30.2% | 46.2% |
4 | 10.8% | 23.4% | 36.8% |
5 | 13.2% | 27.3% | 41.8% |
6 | 3.5% | 8.7% | 18.1% |
7 | 13.5% | 27.1% | 40.2% |
8 | 2.8% | 8.6% | 14.2% |
9 | 14.4% | 27.0% | 41.4% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,101円 |
2枠単 | 1,972円 |
2車複 | 1,973円 |
2車単 | 4,244円 |
ワイド | 802円 |
3連複 | 4,835円 |
3連単 | 30,492円 |
所在地:静岡県伊東市岡1280
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。