朝日新聞社杯競輪祭(あさひしんぶんしゃはいけいりんさい)(G1)が開催される小倉競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
小倉競輪場は、福岡県北九州市小倉北区三萩野にある競輪場で1948年11月20日に開設され、1998年10月11日にドーム型の屋内競輪場に移転しました。全国で3ヶ所しかないドーム型バンクで、周長距離は400mで見なし直線は56.9m。レースが雨や風の影響を受けないので、選手の実力が発揮できるバンクです。
小倉競輪場の特徴は、周長距離は400m。見なし直線は56.9m。
全国で3ヶ所しかない屋内バンクで、雨風の影響を受けることがありません。またコーナーのカント(傾斜)がキツいことから、スピード戦になりやすいのが特徴です。また日本で1番多い400mバンクのため、選手も走りやすく、本来の実力が発揮しやすい傾向にあります。
最高上がりタイム:10.5秒 エスクレド
(2006年7月6日)
【データ集計期間】2019年11月〜2024年11月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
24.9% | 33.4% | 41.5% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.9% | 15.3% | 22.0% | 42.3% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
11.3% | 39.3% | 49.4% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
13.3% | 26.0% | 25.1% | 35.9% |
2019年11月〜2024年11月のデータを見ると、小倉競輪場の1着の決まり手は41.5%で「差し」でした。
また、全国平均と比べると「捲り」の割合も高くなっています。小倉競輪はコーナーのカント(傾斜)がキツいことが影響して、番手選手が加速しやすいため「捲り」の割合が高いと考えられるでしょう。また全国平均と比べると「逃げ」の割合も高いことから、風などの影響を受けていないため逃げの選手がそのままゴールというレース展開もありそうです
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は49.4%で「差し」が多く、「逃げ」が11.3%まで割合が下がっています。さらに「捲り」の割合は、39.3%まで上がっています。これらの割合を見ると、S級戦になると、バンクの傾斜を活かし、よりスピード戦での戦いが予想されます。
ほかと比べると、6番車と8番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率が低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 34.5% | 55.3% | 68.4% |
2 | 15.9% | 32.9% | 48.5% |
3 | 10.5% | 25.3% | 39.9% |
4 | 8.7% | 22.0% | 38.4% |
5 | 9.2% | 21.2% | 36.3% |
6 | 4.1% | 10.1% | 21.0% |
7 | 14.8% | 27.9% | 39.7% |
8 | 3.7% | 9.6% | 21.2% |
9 | 19.4% | 40.5% | 53.2% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,136円 |
2枠単 | 2,120円 |
2車複 | 1,363円 |
2車単 | 2,639円 |
ワイド | 550円 |
3連複 | 2,385円 |
3連単 | 14,632円 |
所在地:福岡県北九州市小倉北区三萩野3‐1‐1
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。