2025年7月10日(木)~7月13日(日)にふるさとカップが開催される弥彦競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
弥彦競輪場は新潟県西蒲原郡弥彦村にある競輪場で1950年4月28日に開設されました。周長距離は400mで見なし直線は63.1mと長い。そのため捲りや追い込みが決まりやすい傾向にあります。
弥彦競輪場の特徴は、周長距離は400m。見なし直線は63.1m。
全国の400mバンクの中で2番目の直線距離が長さで、全国平均より7mほど長いのが特徴です。それにより捲りや追い込みが決まりやすい傾向となっています。
最高上がりタイム:10.6秒 山崎芳仁
(2010年6月15日)
【データ集計期間】2020年7月〜2025年7月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.5% | 26.9% | 50.7% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.8% | 13.1% | 28.6% | 38.5% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
8.2% | 35.2% | 56.6% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
11.5% | 19.2% | 34.6% | 34.6% |
2020年7月〜2025年7月の集計データによると、弥彦競輪場の1着決まり手は50.7%で「差し」が最も多く、次いで「捲り」が26.9%、「逃げ」は22.5%と少なめです。
カント(傾斜)がやや強めで、なおかつ見なし直線距離が長いため、逃げ切りには厳しく、追い込みが決まりやすいバンク特性が反映された結果といえるでしょう。また、3コーナーからの捲りが決まりにくいという声もある一方、早めに仕掛けることができる選手には「捲り」も十分チャンスがあります。
S級(9車立て)に絞ってみると、1着決まり手は56.6%が「差し」で、全体傾向以上に追い込みが顕著です。「捲り」も35.2%と高水準で、「逃げ」はわずか8.2%と極端に少なくなっています。これは、見なし直線が長く、番手選手が余裕を持って差せる設計になっていることが要因と考えられます。2着に関しても同様で、S級戦では「差し」と「マーク」がともに34.6%と高く、位置取りや番手での巧さが求められる傾向がうかがえます。
こうしたデータからも、S級戦では「逃げ」よりも「差し」「捲り」を得意とする選手を中心に予想を組み立てるのが有効といえるでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 26.8% | 44.9% | 59.7% |
2 | 17.5% | 35.6% | 48.9% |
3 | 14.4% | 29.7% | 44.2% |
4 | 11.6% | 26.0% | 42.4% |
5 | 12.1% | 25.5% | 42.0% |
6 | 3.9% | 9.6% | 19.5% |
7 | 12.6% | 26.2% | 39.4% |
8 | 6.0% | 13.7% | 22.0% |
9 | 16.0% | 30.9% | 48.1% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,167円 |
2枠単 | 2,222円 |
2車複 | 1,335円 |
2車単 | 2,582円 |
ワイド | 528円 |
3連複 | 2,257円 |
3連単 | 13,774円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。