大宮競輪G3(東日本発祥倉茂記念杯)が行われている大宮競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
大宮競輪場の特徴は周長距離は500m、見なし直線は66.7m。
一般的な周長距離よりも長い500mバンク。見なし直線距離も全競輪場のなかで最も長いのが特徴です。カント(傾斜)が深いので追い込み選手には有利となっています。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 21.3% | 39.3% | 53.0% |
2 | 14.3% | 29.1% | 43.2% |
3 | 14.1% | 28.5% | 43.0% |
4 | 10.6% | 21.6% | 34.5% |
5 | 14.5% | 29.2% | 42.9% |
6 | 3.1% | 8.2% | 16.1% |
7 | 16.1% | 30.2% | 45.1% |
8 | 2.8% | 8.2% | 17.0% |
9 | 13.1% | 27.7% | 39.8% |
データを見ると、大宮競輪場の1着の決まり手は55%で「差し」でした。
この結果を見ると、見なし直線距離が66.7mと長いため、先行選手が体力を消耗し、失速しやすくなるため「逃げ」が少なくなっていると予測されます。また26°16′40″とカント(傾斜)が緩いため、「捲り」も決まりにくいとされています。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は66%とさらに「差し」の割合が高くなっています。S級(9車)だと約9割が追い込み脚質が勝っているとわかります。また、珍しい結果としては2着の決まり手の「差し」が高めということです。この結果を見ても、いかに後方の選手が有利、強いバンクなのかがわかります。
大宮競輪では、「差し」を得意とする追い込み選手を軸に予想をすると良いでしょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
19% | 26% | 55% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
9% | 26% | 66% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
15% | 13% | 37% | 35% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
12% | 18% | 41% | 30% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,189円 |
2枠単 | 2,266円 |
2車複 | 1,646円 |
2車単 | 3,234円 |
ワイド | 655円 |
3連複 | 3,379円 |
3連単 | 20,940円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。