小倉競輪場で2022年11月22日(火)~11月27日(日)の6日間で開催されるG1レース「朝日新聞社杯競輪祭」。初日から3日目で開催されるガールズグランプリトライアルレースレースはAとBに分かれており、優勝者にはガールズグランプリの出場が約束されます。トライアルA(トパーズ)とトライアルB(アメジスト)の展望をお届けします。
※2022年11月20日更新
地区 | 選手名 | 期別 | 競走得点 |
---|---|---|---|
南関 | 佐藤水菜 | 114 | 58.50 |
関東 | 梅川風子 | 112 | 57.50 |
関東 | 太田りゆ | 112 | 57.00 |
関東 | 石井寛子 | 104 | 56.89 |
九州 | 小林優香 | 106 | 56.88 |
関東 | 小林莉子 | 102 | 56.20 |
南関 | 尾崎睦 | 108 | 56.13 |
中部 | 太田美穂 | 112 | 55.50 |
関東 | 荒牧聖未 | 102 | 54.94 |
近畿 | 日野未来 | 114 | 54.34 |
南関 | 山口真未 | 120 | 54.20 |
関東 | 飯田風音 | 120 | 53.84 |
中部 | 中野咲 | 110 | 53.38 |
関東 | 高橋朋恵 | 108 | 53.09 |
トライアルAの主役は佐藤水菜。今年は20走して19勝、2着1回と、国内ガールズケイリンでは無敵状態で、競走得点は驚異の58点台と他を寄せ付けない。2020年12月のガールズグランプリ6着以降、約2年間着外がなく常に車券になっている。
梅川風子と太田りゆのパリ五輪を目指す2名が逆転候補。梅川風子は7月に行われたジャパントラックカップのスプリントで佐藤水菜、リーワイジーを破る活躍を見せるなど、格段に進化。元々2020年のガールズグランプリで2着があるなど実績は上位だ。太田りゆも6月のアジア選手権でスプリント優勝など、年々パワーアップしている。ナショナルチームで鍛え抜かれたパワーを遺憾なく発揮したい。
国内組の石井寛子と小林莉子はレース巧者。国内のガールズケイリンを長年にわたり引っ張ってきた二人の“流れを読む力”は、一発勝負の大舞台で活きてくるはず。数字上は佐藤水菜1強のようにみえるが、トライアルAは大混戦が予想される。
地区 | 選手名 | 期別 | 競走得点 |
---|---|---|---|
九州 | 児玉碧衣 | 108 | 57.17 |
近畿 | 柳原真緒 | 114 | 57.03 |
近畿 | 吉川美穂 | 120 | 56.46 |
南関 | 鈴木美教 | 112 | 56.25 |
九州 | 尾方真生 | 118 | 56.23 |
関東 | 奥井迪 | 106 | 56.06 |
四国 | 山原さくら | 104 | 55.91 |
九州 | 大久保花梨 | 112 | 55.66 |
近畿 | 坂口楓華 | 112 | 55.56 |
中部 | 當銘直美 | 114 | 54.44 |
南関 | 久米詩 | 116 | 54.28 |
中部 | 太田瑛美 | 120 | 53.23 |
関東 | 青木美保 | 118 | 52.09 |
関東 | 岩崎ゆみこ | 116 | 51.09 |
トライアルBの主役は児玉碧衣。夏場に落車、調子落ちなどあったものの、結局のところ賞金ランキングは首位にいる。ガールズケイリン全体がレベルアップしていく中にあって、児玉碧衣自身もレベルアップしている。ガールズグランプリ2022女王の座復活へ向け、エンジン全開だ。
柳原真緒は5月のガールズケイリンコレクションを優勝、初のビッグタイトルを獲得した。師匠・市田佳寿浩と二人三脚でガールズケイリン頂点を狙う、今一番勢いのある選手。打倒児玉の一番手だろう。
尾方真生は児玉の妹弟子で、ガールズケイリン界屈指のパワフルな先行力を持つ。賞金面では、ガールズグランプリ出場がボーダーライン上で、是が非でもここは優勝したい大会になるだろう。
ナショナルを卒業した後、ガールズケイリン一本の吉川美穂。120期ながらレースセンスの塊で、どんな展開でもどんな流れでも上位に食い込んでくる。
経験豊富な山原さくらと奥井迪も黙っていない。山原は2013~16年まで4年連続ガールズグランプリに出場した実力者で、今年は久しぶりにグランプリ出場が見えている位置におり、モチベーションは例年とは違う。また、40歳にして徹底先行を貫く奥井の魂の走りは他の選手にとっては脅威に感じるだろう。
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