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東京五輪 自転車トラック競技・ケイリンのルールと見どころ

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 東京2020オリンピック自転車競技(トラック)で日本発祥の五輪種目「ケイリン」のルール解説と見どころをご紹介します。東京五輪 自転車競技(トラック)ケイリンには日本から男子は「新田祐大」「脇本雄太」、女子は「小林優香」が出場します。(構成=佐藤隼秀)

東京五輪 自転車競技(トラック)ケイリンのルールと見どころを解説!
東京五輪 自転車競技(トラック)ケイリンのルールと見どころを解説!
  1. 『ケイリン』ルール解説
  2. 東京五輪・ケイリンの見どころ
  3. 日本代表出場選手

『ケイリン』ルール解説

3行ポイント解説

・ケイリンは日本発祥の五輪種目として、シドニーオリンピックから採用された

・日本の競輪と違うのは、ラインがなく完全に個人戦であること

・最高時速80キロにも達する激しい勝負が展開される

 ケイリンは柔道に次ぐ日本生まれの五輪種目として、2000年のシドニーオリンピックから採用された。オリンピックのケイリンは1周250mのトラックを計6周する1500m、最大7人で行われる。

 レースは序盤は風よけとしてペースメーカーが先頭を周回する。トラックを3周したあたりで、時速50キロほどまでスピードを上げたペースメーカーが離脱。そこからレースは一気にヒートアップし、最後の1周では最高時速80キロにもおよぶ激しい攻防が展開される。

 「日本の競輪」と「オリンピックのケイリン」が異なる点は、ラインがなく完全な個人戦であること。そのためペースメーカーがいる間、選手たちはベストポジションを巡って激しい駆け引きを行うのが特徴的だ。

東京五輪・ケイリンの見どころ

 日本発祥の五輪種目・ケイリン。日本の競輪との違いは、ラインがなく個人戦であること。最高時速80キロにも達するエキサイティングなレース展開が魅力だ。  スプリントと同じく、男子は新田祐大脇本雄太、女子は小林優香が出場する。

 男子は世界選手権3大会連続で日本選手が銀メダルを獲得(2018年:河端朋之、2019年:新田祐大、2020年:脇本雄太)しており、実績は充分。出場する新田・脇本ともに銀メダルを手にしたことがあるからには、初の金メダルも現実的だ。

 女子トラック競技といえば、東京五輪組織委員会の橋本聖子会長は1988年ソウル大会、1992年バルセロナ大会、1996年アトランタ大会と3大会連続で出場した経歴を持つ。

 小林は2021年のネイションズカップケイリンで金メダルを獲得と好調。日本女子の五輪トラック競技でのメダル獲得はまだないが、初のメダリストとなれば大きな注目を浴びるだろう。

 開催日程は女子が8月4日(水)・5日(木)に、男子が7日(土)・8日(日)に行われる。男女それぞれ初日に第1ラウンド・敗者復活戦、2日目に準々決勝・準決勝・決勝・表彰式が行われる。

日本代表出場選手

選手名種目
小林優香女子ケイリン:8月4日・5日
脇本雄太男子ケイリン:8月7日・8日
新田祐大男子ケイリン:8月7日・8日

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