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東京五輪 自転車トラック競技・スプリントのルールと見どころ

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 東京2020オリンピック自転車競技(トラック)でメダル獲得の期待がかかる「スプリント」のルール解説と見どころをご紹介します。東京五輪 自転車競技(トラック)スプリントには日本から男子は「新田祐大」「脇本雄太」、女子は「小林優香」が出場します。(構成=佐藤隼秀)

東京五輪 自転車競技(トラック)スプリントのルールと見どころを解説!
東京五輪 自転車競技(トラック)スプリントのルールと見どころを解説!
  1. 『スプリント』ルール解説
  2. 東京五輪・スプリントの見どころ
  3. 日本代表出場選手

『スプリント』ルール解説

3行ポイント解説

・スプリントはタイムトライアルによる予選と勝ち抜き形式の本戦が行われる

・本戦での道中の駆け引きと勝負所ラスト200mの疾走感が見どころ

・個人スプリント戦では、1984年ロサンゼルスオリンピック以来のメダルがかかる

 スプリントは予選でタイムトライアルを行い、本戦へ進んだ予選上位18名が勝ち抜き形式で頂点を目指す種目だ。予選では助走としてトラックを3周した後、ゴール手前200mのタイムを争う。本戦は250mトラック3周で行われ、1対1で先着を争うトーナメント戦となる。

東京五輪・スプリントの見どころ

 スプリントの見どころは、本戦による選手同士の駆け引きだ。各選手はレース中、体力を温存するため、風の影響を受けないよう先頭に立つのを避ける。そこで立ち漕ぎの状態でピタリと止まるバランステクニックや急な進路変更で相手の裏をかく攻防が見られる。

 道中お互いの探り合いが続いたのち、勝負どころのラスト200mほどで展開は急変。時速70キロにおよぶ全力疾走が行われ、一気に勝負がつく。緩急あふれるレース展開も目が離せない。

 日本からは新田祐大(2019-20ワールドカップ第4戦スプリント銅メダル)、脇本雄太(アジア選手権2020スプリント銅メダル)、小林優香(アジア選手権2020 スプリント銅メダル)が出場。個人スプリント戦では、1984年ロサンゼルス大会で銅メダルを獲得した坂本勉以来のメダルがかかる。

 男子の注目選手はハリー・ラブレイセン(オランダ)。2019-20年世界選手権金メダルの実績を持つスプリント界の“絶対王者”だ。さらに、短期登録選手として日本の競輪に参戦し15連勝を達成したマシュー・グレーツァー(オーストラリア)もメダルが有力視されている。

 女子の注目選手はエマ・ヒンツェ(ドイツ)。2020年世界選手権でチームスプリント、スプリント、ケイリンの3冠を達成した若き“短距離女王”と小林の20代対決から目が離せない。

 開催日程は男子は8月4日(水)から予選が始まり6日(金)が決勝、女子は6日(金)から予選が始まり8日(日)に決勝が行われる。それぞれ予選→1/16決勝(1回戦)→1/8決勝(2回戦)→1/4決勝(準々決勝)→1/2決勝(準決勝)→決勝と行われる。

日本代表出場選手

選手名種目
脇本雄太男子スプリント:8月4日~6日
新田祐大男子スプリント:8月4日~6日
小林優香女子スプリント:8月6日~8日

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