飯塚オートG1ナイター(準決勝戦)レポート【佐藤摩弥が1枠を選択!青山周平、荒尾聡らが優出】

2025/08/25(月) 23:10

2025年8月25日 飯塚オート
フタバ設計presents
G1第68回ダイヤモンドレース(4日目)

※ナイター開催

**********
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mオープン戦。内枠からは2・北原岳哲がスタート決めるも、外から7・佐藤摩弥が一気にカマして先頭奪取する。佐藤が逃げて、2番手に北原、3番手に1・齋藤撤二、さらに5・松本康が4番手に付ける。逃げる佐藤は抒情に2番手以降との差を広げて1着ゴール。松本が5周回4コーナーで前2車を内からかわして、一気に2番手に上がり2着。北原は3着でグレードレース初優出を逃した。

1着/佐藤摩弥(川口31期)
競走タイム:3. 415
競走車名:Pタン3
ランク:S9
今節の成績:1着・6着・1着・1着
G1優勝:1回(23年川口:キューポラ杯)

0.04のスタートタイミングから内枠を飲み込み、今節3勝目で優出一番乗りを決めた。2年前のキューポラ杯で女子レーサー初のG1優勝という快挙を達成。「バッチリとスタートを決めて先頭に立ちたい」。優勝戦は抽選で1番目の選択チャンスを掴んで、1枠をゲット。最内枠から先制して、8周回押し切りへ。2回目のG1優勝の期待が高まる。

2着/松本康(伊勢崎32期)
競走タイム:3. 434
競走車名:モササウルス
ランク:S21
今節の成績:6着・4着・4着・2着
G1優勝:0回

「入れなかったけど、チャンスが来て良かった」。5周回目の好機を逃さず、一気に捌きで優出圏内に浮上した。G1優出は昨年3月のプレミアムカップ以来、8回目。マシンをさらに調整して「やれるだけの準備をします」。優勝戦は6枠で、内には青山周平が入った。念願のグレードレース初優勝なるか。

◆9レース結果

**********
【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mオープン戦。1回目は1・井村淳一、2回目は2・竹谷隆がフライング。3回目のスタートは7・荒尾聡が一気にトップを奪取する。2番手も6・小林瑞季、3番手はうまく内を進んだ8・中村雅人が続く。荒尾が逃げてリードを保ち、4周回3コーナーで中村が小林をかわして2番手に上がる。抜け出した荒尾がそのまま1着ゴール。2着に中村。前回覇者だった小林は3着に終わった。

1着/荒尾聡(飯塚27期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム:3. 415
競走車名:デフジャムAK
ランク:S5
今節の成績:6着・1着・3着・1着
G1優勝:12回(23年山陽:プレミアムカップ)

準決勝戦はフライングがあり3回目のスタートになったが、「タイミングがドンピシャだった」と鋭く飛び出して、地元G1の優出を決めた。だが、跳ねや滑りは解消されず、「このままでは厳しいので、ガラッと何かを考える」。優勝戦は4枠から、4年ぶり4回目のダイヤモンドレース制覇を狙う。

2着/中村雅人(川口28期)
競走タイム:3.418
競走車名:Kモンソン
ランク:S4
今節の成績:1着・5着・4着・2着
G1優勝:9回(19年山陽:プレミアムカップ)

的確な捌きで、4周回目に2番手に上がり、7月川口のG1キューポラ杯からグレードレースは4連続優出。マシン状態は「初日が良すぎた」ため、そこを目指してはいるが、「同じようになっていない」との評価。今節は初日に津さん900勝を達成。優勝戦は8枠になったが、混戦を縫う鋭い追い上げから、901勝目で6年ぶり10回目のG1制覇となるか。

◆10レース結果

**********
【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
0mの1・新村嘉之が逃げて、2番手は4・中村杏亮、7・篠原睦は2周回目に内から3番手まで上がり、8・黒川京介は序盤5番手でレースを進める。新村の逃げで、4周回目に篠原が中村をとらえて2番手に、黒川は6・永井大介を捲り4番手に上がる。篠原は5周回目に新村のインに飛び込んで先頭奪取。黒川も逆転を狙うが、中村が最終周回3コーナーで新村をとらえて2番手に上がる。抜け出した篠原が押し切り1着、2着に中村、3着に新村が入線した。黒川は4着に終わり、優出を逃した。

1着/篠原睦(飯塚26期)
競走タイム:3. 424
競走車名:チャージ
ランク:S18
今節の成績:4着・1着・1着・1着
G1優勝:0回

2日目から3連勝で地元G1優出。前節のオートレースグランプリからグレードレース連続優出で、飯塚では11連続優出となった。準決勝戦はスタートでやや後手を踏んだだけに「クラッチ関係をもう少し」調整する。3枠から好スタートを切って、地元でG1初優勝をもうろむ。

2着/中村杏亮(飯塚33期)
競走タイム:3. 434
競走車名:サボ
ランク:A1
今節の成績:5着・8着・2着・2着
G1優勝:1回(23年山陽:令和グランドCC)

今節は初日、2日目は湿走路で凡走も、3日目からは2連対で、G1に限れは昨年3月の川口以来の優出を決めた(グレードレースは昨年11月にSG優出あり)。混戦の準決勝戦は「チャンスがあったら絶対に行こうと思った」と、追い上げる同期・黒川京介も抑えて、好機を逃さず仕掛けた。エンジンも良化傾向で、優勝戦は7枠から、2年ぶり2回目のG1優勝を目指す。

◆11レース結果

**********
【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
0mから1・高林亮が逃げて、10mからは2番手に久門徹、3番手に鈴木宏和で、青山は4番手に付ける。2周回3コーナーで久門が高林をとらえて先頭に立ち、青山も鈴木宏、高林を一気にかわして2番手に浮上する。久門は青山の仕掛けを抑えて先頭を譲らず、そのまま青山を振り切って1着。鈴木宏和も3番手から追い上げるが、2着は青山が入線した。3連単は10万円台の高配当決着となった。

1着/久門徹(飯塚26期)
競走タイム:3.431
競走車名:ロロノア・ゾロ
ランク:S32
今節の成績:8着・1着・2着・1着
G1優勝:2回(15年伊勢崎:シルクカップ)

青山周平の初日からの連勝をストップさせたのは久門だった。「少し跳ねた」という試走はタイム劣勢だったが、0.02のスタートから速攻を決め、青山の追撃を巧みなレース運びで振り切った。G1優出は23年11月の飯塚開設記念レース以来。「エンジンは「いいと思う、あとは微調整」。優勝戦も2号車の好枠に入り、約10年ぶりのG1優勝を目論む。

2着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3. 434
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・2着
G1優勝:30回(25年浜松:プレミアムカップ)

初日のダイヤモンドドリームは0mオープンの8枠から勝利。初日からの連勝は準決勝戦2着で止まったが、エンジン自体は「悪くない。(優勝戦に向けても)特に考えていない」。ダイヤモンドレースは過去3回の優勝実績(16年、17年、22年)がある。優勝戦は0mオープンの5枠になったが、今年3回目、通算31回目のG1優勝を決めて、G1最多V記録をさらに更新するか。

◆12レース結果

**********
【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 0mオープン戦
1/佐藤摩弥(川口31期)1番目
2/久門徹(飯塚26期)2番目
3/篠原睦(飯塚26期)3番目
4/荒尾聡(飯塚27期)4番目
5/青山周平(伊勢崎31期)6番目
6/松本康(伊勢崎32期)5番目
7/中村杏亮(飯塚33期)7番目
8/中村雅人(川口28期)8番目
※右数字は枠番選択順。

まず準決勝戦1着のランク上位選手から、抽選を行い、選択順が決定。その後、希望する枠番を順番に選択する。準決勝戦2着選手も同様に選択する。
最初に荒尾が4番目を引き、次に佐藤が1番目、篠原が3番目、久門が2番目を引く。次に2着選手は青山が6番目、中村雅人が8番目、松本康が5番目、中村杏亮が7番目の選択順となった。

続いて枠番選択。佐藤が1枠を選ぶと、あとは選択順に内から決まった。
2着選手は5番目選択の松本が6枠を選び、6番目選択の青山があいている5枠へ。最後は中村杏が7枠、中村雅が8枠となった。

準決勝戦は2着になった青山周平だが、センター枠から好位につけて、さらにG1最多優勝記録を更新するか。今節3勝をあげている佐藤はインコースからスタート先制でレースを作る。8周回を押し切れば、通算2回目のG1優勝を手にすることも。もちろん地元タイトル戦に燃える飯塚勢も、遠征勢に譲るまいと、V奪取を狙ってこよう。

飯塚オートの伝統のG1戦を制するのは…? 気になる天気は晴れ予報で、良走路で優勝戦が行われる可能性が高い。だが、4日目もレース後に小雨が降っており、この時期特有の急な天気の変化には注意したいところ。注目の優勝戦は、20時40分発走予定。

**********
【優勝戦進出8選手の当日コメント掲載!】
パーフェクタナビでは、G1ダイヤモンドレースの優勝戦(26日)8選手の当日コメントを掲載します。最終日・第7レース終了前までに、ご覧のサイトにて更新予定となりますので、要チェック!(※都合により掲載が遅れる場合もありますので、その際はご了承ください)。

**********
【飯塚オートG1ダイヤモンドレース・過去レポート】

24年8月=優勝:小林瑞季
23年8月=優勝:長田稚也
22年8月=優勝:青山周平
21年6月=優勝:荒尾聡
20年7月=優勝:荒尾聡
17年7月=優勝:青山周平

(P-Navi編集部)

閉じる

新着ニュース一覧