2025/07/08(火) 12:00
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真夏の夜の祭典「第21回サマーナイトフェスティバルG2」が玉野競輪場で開催される。今年から4日制となり、優勝賞金も1,570万円から3,100万円にアップ(ともに副賞込み)。後半戦のビッグレース戦線を占う上でも、より重要な一戦に様変わりして、ナイター特有のワクワク感もさらに高揚しそう。
松浦悠士がS班に追加選出されたことで、現在のS班9名がそろい踏み。6月の高松宮記念杯G1でもワンツーを決めた脇本雄太、古性優作のS班両者に寺崎浩平も加わる近畿勢が強力だが、昨年の大会覇者である眞杉匠や、当地好走歴ある新山響平、郡司浩平も有力候補。またサマーナイトと言えば、松浦の実績が抜きんでている。21年から23年に3連覇を達成。22年はこの玉野で優勝を果たしている。4日制への勝ち上がり変更が、優勝争いにどう影響するかも、重要なポイントとなろう。
地元・岡山勢からは太田海也、取鳥雄吾、河端朋之らが参戦。ほかにも昨年11月の競輪祭以来のビッグ参戦となる新田祐大、今年のダービー王・吉田拓矢に、久々のサマーナイトVがかかる深谷知広や、浅井康太、山田庸平ら全国から集まったトップレーサーが4日制となった「夜王」の称号を巡る激戦を繰り広げる。
また、今回はサマーナイトを盛り上げる多種多様な演出やイベントも場内で展開される。玉野競輪場で最高の夏の思い出を! 玉野から始まる2025年後半戦、最初のビッグレースに注目したい。
※7月7日現在
サマーナイトは昨年まで3日間開催だったが、今年から4日制へ変更。
また、同時開催されていたガールズ戦が廃止され、男子選手のみ96名のシリーズとなり、勝ち上がりも一新された。
大きな変更点は以下の通り。
・初日特選は3個レースに増加
・初日特選3着以内で2日目の「アルタイル賞」に進出
・一次予選は4着権利で、1着と2着が二次予選A、3着と4着が二次予選Bに進出
・二次予選Bは2着まで、二次予選Aは4着までが準決勝に進出。アルタイル賞は準決勝進出が確定(失格等を除く)。
新たに2日目に「アルタイル賞」が新設された。特選スタート組は3着以内に入り、まずはアルタイル賞を目指して準決勝確定させるのが王道コースか。注目は二次予選にAとBがある点で、特選組は7着から9着で二次予選B回りとなる。二次予選Bは2着権利と厳しくなるため、勝ち上がりを優位に進めるためにも、予選・特選ともに初日がやはり最重要となりそうだ。
「海に近く、強風には要注意」
バンクは周長400mで、みなし直線は47.9m。400mバンクの中では、みなし直線は短めで、全体が円に近い形状になっている。バンクに自体のクセがなく走りやすいため、戦法面の有利不利は少ないとされるが、瀬戸内海の近くにあるため、バック向かい風が吹くことが多い。そのため直線の短さほど、先手有利とはなりにくい。最高上がりタイムは2016年8月14日に太田竜馬が記録した10秒5。なお、2020年2月にリニューアルして選手宿舎も兼ねたホテルが全国初で併設されていることでも有名。
連対時の決まり手は
1着(逃25%、捲31%、差44%)
2着(逃18%、捲14%、差24%、マ44%)
※7月4日現在
2024年7月(松戸)優勝:眞杉匠
2023年7月(函館)優勝:松浦悠士
2022年7月(玉野)優勝:松浦悠士
2021年7月(函館)優勝:松浦悠士
2020年7月(いわき平)優勝:清水裕友
2019年7月(別府)優勝:村上博幸
2018年7月(松戸)優勝:渡邉一成
2017年7月(伊東温泉)優勝:新田祐大
昨年のサマーナイトフェスティバル(松戸)は眞杉匠がG2初優勝を達成!