2025/07/08(火) 15:12
松戸競輪の「第24回吉井秀仁杯(FI)」は8日に準決戦を終えた。地元で決勝進出を果たした栗本尚宗に話を聞いた。
予選はバックから捲り上げて1着だった栗本。レース後に話を聞いてみると「引っかかりはあるんだけど、セッティングが悪いのか、力が入ってしまい最後は脚一杯。準決までには調整してみます」と話していた。勝負どころの準決は正攻法から突っ張って先制。逃げ切るかに内を掬ってきた高野信元に交わされてしまった。
「最初は中団と考えていたんですが、正攻法だったので相手の動きを見ながら走りました。ただ、3番手以降が併走で来なかったので、自分が引けなく辺りから突っ張って行こうと踏み上げました。外から来るのは考えていましたが、まさか内から(高野が)来るとは思いませんでした」とレースを振り返った。
初日は自転車にやや引っかかりがあるものの、ハンドルの位置が近すぎて力任せになってしまったようで、再調整して走った準決では「今度は逆に遠すぎて良い感じではなかった。でもこれで大体の位置は分かったので、決勝に向けてしっかり修正する」とキッパリ。決勝は齋藤雄行の番手回り。地元優勝に向けて全ての条件が揃いつつある感じだ。(アオケイ・真島記者)