【直前展望】四日市競輪G3ナイター「万博協賛・ベイサイドナイトドリーム」は12日から開催!

2025/06/11(水) 12:30

四日市競輪場において大阪・関西万博協賛「ベイサイドナイトドリーム」G3が6月12(木)から15日(日)までの4日間、ナイターで開催される。同じ日程で富山競輪G3が日中に開催されており、リレーする形で四日市のナイターG3がスタートする。
こちらも高松宮記念杯競輪G1出場組の参戦は無いが、優勝候補は五指に余るほどの激戦で、目が離せない好レースが連日展開されそうだ。
また、ガールズケイリンも4日制で同時開催される。3日目は準決勝による勝ち上がりとなる点にも注目だ。なお、第1レース発走予定時刻は15時40分。

◆初日の出走表(12日更新)はこちらでチェック

【初日第12レース=初特選】
1/原田研太朗(S1・徳島98期)
2/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
3/嶋田誠也(S1・福岡109期)
4/渡部哲男(S1・愛媛84期)
5/林大悟(S1・福岡109期)
6/湊誠二(S1・徳島86期)
7/片岡迪之(S1・岡山93期)
8/河村雅章(S1・東京92期)
9/久米良(S1・徳島96期)
並び想定は
1原田-9久米-6湊
2纐纈-8河村
5林-3嶋田
7片岡-4渡部
(※6月11日18:00追記)

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地元中部勢は機動型が充実!

纐纈洸翔
谷口遼平、柴崎俊光
シリーズの中心は、機動型がそろう中部勢が担いそうだ。
その中心は纐纈洸翔とみる。昨年のヤンググランプリを制して今年の飛躍が期待されたものの、近況は落車が続いて苦戦傾向。だが、5月武雄G3では初特選1着、準決勝3着で決勝に進んでいる。「(感触は)あまりだが、怖がらずにレースできているのはいい」とコメントしており、感触が戻ってくれば、メンバー的にも楽しみな存在だ。G3初優勝のチャンスだろう。
三重勢は谷口遼平を筆頭に、柴崎俊光ら6名が参戦。谷口は日本選手権で2走目に落車も、残り2走は、逃げ、捲りで2着と発奮した。自力戦もさることながら、纐纈ら機動型と連携なら、地元でV奪取のチャンスが到来することも。
そして今開催の注目株は、125期の栗山和樹だ。今年2月の川崎で3場所連続完全優勝により特別昇級を果たした逸材で、125期では3人目のS級入り。4月の川崎ではG3初出場で、準決勝まで進出。二次予選では3番手を確保すると、捲りで抜け出し、浅井康太の差しを振り切って1着を取っている。さらに5月奈良F1では好位から捲りでS級初優勝も達成。飛ぶ鳥を落とす勢いで臨むG3戦、期待度も高まるばかりだ。
栗山和樹

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林大悟が勢いそのままにG3参戦

林大悟

九州からは林大悟に注目したい。4月松阪F1で初日落車を喫して、その後は欠場が続いたが、復帰戦となった5月岸和田F1は準決勝を豪快捲りで1着、決勝は岩谷拓磨の番手から抜け出して完全優勝を果たしている。勢いそのままに、G3でも上昇カーブを描くか。嶋田誠也は、林が完全優勝した岸和田で3日間とも林の後位を固めて4着2着2着。今回も好連携を決めて、上位争いに加わるか。同じく福岡の柳詰正宏、一撃ある久島尚樹も侮れないところ。

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混戦を制して一撃あるか

山賀雅仁

山賀雅仁に注目したい。昨年12月松山G3では準決勝で深谷知広を差し切り1着。4月高知G3でも予選を連勝しており、好機をしっかりとものにする。山賀のほかにも、簗田一輝や野口裕史など、今回の南関東勢は一撃の魅力が十分だ。
中四国勢も片岡迪之、原田研太朗、上野雅彦らに、久米良、湊聖二、渡部哲男ら上位級がそろっている。S班など傑出者が不在のシリーズだけに、上位進出のチャンスは十分だろうし、軽視は禁物だろう。

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4日制のガールズ戦も大注目!

畠山ひすい、元砂七夕美、村田奈穂、河内桜雪

同時開催のガールズケイリンは3レース×4日制のトーナメントで21名がエントリーして争われる。中心視したいのは、畠山ひすいだ。今年4月に北海道から神奈川に移籍。5月豊橋は先行して2着入線も、失格による繰り上がりで優勝。次の前橋は案外だったが、4日制は今年3月の四日市にも参戦して決勝進出している。今回は追加参戦だが、強じんな先行捲りでシリーズをリードするか。
元砂七夕美は5月奈良で地元優勝、戦績は高位で安定している。村田奈穂は4月岐阜で畠山の捲りを差し切り優勝しており、決め脚は確か。河内桜雪は近況も準優勝が続いており、今回も念願の初優勝を目指す。決勝常連の中野咲、渡部遥の仕掛けも侮れない。伊藤優里、平子結菜の三重両者の好走にも期待したい。普段と異なる4日制シリーズを制するのは、果たして……!?

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【四日市競輪レポート・プレイバック】
今年3月に開催されたベイサイドナイトドリームでは和田真久留が約5年ぶり通算3回目のG3優勝を果たした。

25年3月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:和田真久留
24年11月四日市記念G3
優勝者:新山響平
23年11月四日市記念G3
優勝者:浅井康太
23年4月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:浅井康太
22年11月四日市記念G3
優勝者:守澤太志
21年11月四日市記念G3
優勝者:坂井洋
21年4月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:諸橋愛
20年11月四日市記念G3
優勝者:佐藤慎太郎
19年11月四日市記念G3
優勝者:柴崎淳
19年6月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:山岸佳太
18年12月四日市記念G3
優勝者:浅井康太
18年2月全日本選抜競輪G1
優勝者:新田祐大

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◆今開催の勝ち上がり

【S級9車立て・9レース4日制】

◆初日
【初特選=1個レース】
1位〜9位(全員)→二次予選

【一次予選=8個レース】
1位〜5位(40名)→二次予選
6位から上位5名→二次予選

◆2日目
【二次予選=6個レース】
1位〜4位(24名)→準決勝
5位から3名→準決勝
※初特選出場の着上位選手から優先。
次に一次予選の着上位選手。

◆3日目
【準決勝=3個レース】
1位〜3位(9名)→決勝

※勝ち上がり表PDFはこちら

【L級7車立て・3レース4日制】

◆初日
【ガールズ予選1=3個レース】

◆2日目
【ガールズ予選2=3個レース】
2日間のポイント上位14名→準決勝

◆3日目
【準決勝=2個レース】
1位〜3位(6名)、4位から上位1名→決勝

※勝ち上がり表PDFはこちら

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◆四日市バンクの特性

周長400m、みなし直線は62.4m。直線が長く、カントもキツめ。さらに走路の幅が広いため、捲りや追い込みが有利の傾向がある。「ベイサイドバンク」と呼ばれるように、海が近く風の影響を受けやすい。風は季節や時間帯によっても変化するので要注意。連対時の決まり手は、1着は逃げ23%、捲り33%、差し44%、2着は逃げ19%、捲り17%、差し25%。マーク39%。バンクレコードは(19年8月20日)にテオ・ボスが更新した10秒5。

※掲載データは6月10日現在のものです
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なお、同日程で日中開催される富山競輪G3の直前展望はこちら
(P-Navi編集部)

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